和歌山県田辺市で「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」を講演
昨日は志方西小学校に講演に行ってきました。
テーマは「子どものやる気を伸ばす言葉がけ ~子どもを幸せに伸ばす親学講座~」。
子どもも態度が悪いときや、言うことをきかないときがあると思いますが、そんな時は頭ごなしに怒らずに「どうしたん?」と問いかけてやってください。
学校で嫌なことがあったのかもしれません。
心配なことがあるのかもしれません。
「どうしたん?」と問いかけて、子どもがその理由や自分の気持ちを話してきたら、「そうやったんやあ」と共感してあげたら、子どもも「わかってもらえた」と嬉しくなって、前向きな気持ちになってヤル気も出てきます。
これは5歳の保育園に通ってる男の子の話なんですが、
ある保育園に通ってるその子は、「晩ご飯やで」と呼んでいるのに、いつまでも遊んだり、ふざけたりしてちっともテーブルにつこうとしない。
その日たまたま仕事から早く帰ってきていたお父さんは、何度呼んでも晩ご飯を食べようとしないその子を叱ろうとされたんですが、そのときお母さんが連絡帳を見せられた。
連絡帳には今日、お友達とケンカしたことが書かれてありました。
お父さんは「今日、保育園で何かあった?」とその子に聞かれました。
「うん・・、◯◯くんがたたいてきた。でも、僕はやり返さへんかった。口で「なんでたたくねん」て言うたけど、僕はたたかへんかった。めっちゃ、腹立ったからめっちゃしばきたかったけど我慢した・・・、ウッ、ウッ、ワー(泣)。」
「そうかあ・・、よう我慢したなあ、えらかったなあ。」
「(しゃくりあげながら)お、おとうさん、・・ゴ、ゴメン。なんべんも・・ごはんやでって、言われてたのに、全然行かんとゴメン。・・ごはん、食べる。」
「そうか、いっしょにご飯食べよな。」
これね、「どうしたん?何かあった?」と訊いたからこういう展開になりましたけど、頭ごなしに「いい加減にしなさい!」と叱ってしまっていたら、「誰も僕の気持ちなんかわかってくれへん」と子どもにすごく淋しい思いをさせてたかもしれません。
たった一言、問いかけるか、叱るかで大きく違ってきます。
そのように色々と具体例を出して子どもとの接し方についてお話ししました。
子どものやる気を引き出すには、子どもとの関係を良くする言葉で関わることが大切です。
子どもとの関係を良くする言葉とは、子どもの考えを聞いてあげたり、気持ちを聞いてあげたりする「プラスの問いかけ」や『ありがとう、だいじょうぶ、よかった』という「プラスの言葉」のことです。
それらの言葉で関わるとき子どもは、
「自分は大切にされている、認められている、愛されている」と感じます。
そのように感じる時、子どもは自らの内にある自己成長力を発揮し、主体的・意欲的に物事に取り組むようになります。
そのようにお話ししました。
最後に、熊木杏里さんの「誕生日」の歌にのせて、お一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
講演会に参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
また、皆さんにお会い出来る日を楽しみにしています。
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