兵庫県たつの市御津子育てつどいの広場での講演会

長谷川満

長谷川満

テーマ:教育・人権講演会

 今日は午前中、たつの市の御津総合支所にて
 入園前の2、3歳児をお持ちのお母さん方を対象に講演をしてきました。
 タイトルは「あなたのままで100点満点」。
 


 まずはじめに、「どうすれば将来子どもは幸せに暮らしていけるか?」という問いには、子どもが大人になってどんなことに幸せを感じるのかがわからない以上、『わからない』というのが本当のところであり、この『自分にもわからない』という自覚が子育てしていく上でたいへん重要だとお話ししました。
 
 どのように子どもを育てていけばいいかわからない・・
 
 これは一見頼りなく不安に思われるかもしれませんが、実は当たり前のことなんですね。
 子育てに正解なんてものはありません、親も子も一人一人違うのですから。
 その人にとってどんな子育てがいいのかなんて誰にもわからないのです。

 そして子育てのしかたがわからなくても子どもは実に立派に育つんですね。
 昔の子育てがそうですね。
 僕らの年代の母親は大体、昭和一けたですけれども、子育ての仕方なんてあんまり考えたことないんですね。
 ただ泣いたら、おっぱいあげて、おしめ替えてしてただけです。
 今みたいにトイレトレーニングという言葉すらありません。
 3歳くらいになったら、「おまるでおしっこするんやで」て言うて、適当にやってたらおしめ取れていたわけです。ものすごく自然に育児ができていたわけです。
 


 だから皆さんもどうせ『わからない』のなら、わからないまま
 「余計なことはせず、いらないことはしないで
 ただ大切に育てていこう、ただ大切に愛していこう」でやってたらいいんですね。

 子育ての失敗というのは、大体する必要のない余計なことをするから起こります。
 いらないことをせずに、普通に暮らしていく。
 それが一番楽で、一番自然で、一番幸せなことであるように思います。
 そして、幸せに暮らしていたら、それが一番子どもの将来の幸せにつながるんですね。
 幸せをじかに体験しているわけですから。
 


 そのあと絵本「かみさまからのおくりもの」を読みました。

 かみさまが子どもたちにくれた贈りものとはなんだったでしょう。
 それは「よくわらう」であったり、「うたがすき」であったり、
 「よくたべる」であったり・・、
 決して何かが人より上手にできるとかというものではありません。
 むしろ私たちがあたり前だと思っていることばかりです。
 そしてそれこそがかみさまからの贈りものです。
 それを子どもといっしょに喜ぶこと。
 それが子どもたちが持ってきてくれた喜びや幸せを受け取るということです。
 かみさまからの贈りものを親子して喜んで受け取るということです。

 楽しく子育てするためには、子どもに求めるのではなく、子どもが持ってきてくれた愛や喜びや幸せをいっぱい受け取ればいいんですね。そして、それらを受け取れば受け取るほど子どもは健全に育っていくのです。

 『知足常楽』 そのままで100点満点なんですね、親も子も。
 『明珠在掌』 今すでに幸せを持っているんですね、今抱かれているその子です。

 そのようなお話をしました。

 最後に熊木杏里さんの『誕生日』の曲にのせて、お一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
 


 今日、聞いて下さった皆さん本当にありがとうございました。
 とてもリラックスして楽しくお話が出来ました。
 本『あなたも子どももそのままでいい』もたくさん買って下さってありがとうございました。
 嬉しかったです。
 最後になりましたが、
 色々とお世話下さった指導員さん心より感謝しております。
 ありがとうございました。
 
 また皆さんにお会い出来るのを楽しみにしています。


 
 
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 感動!心が楽になる!子育て講演については
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長谷川満
専門家

長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

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