親学10か条 その6、家族仲良くする

長谷川満

長谷川満

テーマ:親学10か条


 子どもがすくすく伸び伸び育つ家庭とは、明るく笑顔が絶えない家庭です。
 それは教育上だけではなく幸せという意味でも大切で、だからこそ結婚される方のほとんどが「どんな家庭を築きたいですか?」という質問に「笑顔が絶えない明るい家庭」と答えられるのだと思います。
 では、どうすればそんな家庭が築けるのでしょう。

 まずは、「家族が仲がいい」というのが一番でしょう。
 特に夫婦仲がいいことが大切です。
 皆さんも自分の人生の幸不幸のカギを握っているのは夫であり、妻であることは実感されていると思います。(だから、本当はもっともっと妻や夫に対しては丁寧に優しく接する必要があるのですが・・。)
 
 良き理解者、良きパートナーである妻または夫を持つことは、本当に幸せなことです。逆に、夫や妻から理解もされず、評価もされず、感謝もされないならこんな淋しいことはありません。
 そう考えた時、果たして自分は妻や夫に対して、
 
 理解しようと心がけているだろうか?
 自分の考えを押しつけてばかりになってはいないだろうか?
 相手を高く評価し感謝しているだろうか?
 相手がしてくれることは当たり前になってはいないだろうか?
 相手に対して不満ばかりを感じていないだろうか?

 相手に「理解してほしい」「評価してほしい」「感謝してほしい」と望む前に、
 まずは自分からそのように接していけば、相手も変わるように思います。

 そう考えるなら、人生の幸不幸のカギを握っているのはやっぱり自分自身なんですね。

 あと、変に我慢したりしないことが大切です。
 その人に対して我慢し始めると、とたんにその人のことが嫌になってきます。
 自分の気持ちは正直に言う。
 相手に対する思いやりと敬意を持って、自分の気持ちをありのままに伝えることはとても大切です。

 それと相手に対して求めることばかりが多くなっていないか。
 相手に求めることが多い人は、不満も多いものです。
 不満ってけっこう自分で作り出していることが多いものですから。

 最後に、したいことはする、買いたいものは買う、食べたいものは食べる。
 ああ、こうして、したいことが出来て、買いたいものも買えて、食べたいものが食べられるのも、妻がいてくれるおかげ、夫がいてくれるおかげ、そう思えれば自然に感謝の気持ちも湧いて来ます。

 そうして、もう、妻も夫も子どもも自分も全部許してしまう。
 自分の欠点も、夫や妻の欠点も、子どもの欠点も直らないと諦めてしまう。
 諦めたら、もう直す努力もしなくていいので、気楽で楽チンです。

 なんか「不真面目のすすめ」みたいになってきましたが、楽しい家庭ってものは大体において「いい加減な家庭」です。明るい家庭というのは、みんなどこかズッコケていて抜けているものです。
 かた~いことを言う家庭は、大体、人の目ばかり気にしていて口うるさくて、ちっとも楽しくないものです。

 我が家には楽しい家庭にする為の「長谷川家家訓」というのがあります。
 「家では正しいことは言うな、楽しいことを言え。正しいことは人を窮屈にするけど、楽しいことは人を元気にする。」
 というものです。


 家族が仲良くするためには、

 1、相手にばかり求めない。自分から「理解」「感謝」をしていく。

 2、我慢せずに自分の気持ちは正直に言う。我慢せずにしたいことはする、買いたいものは買う、そうして幸せを実感して感謝する。

 3、許し合う、自分も相手も。かたいことは言わない。互いの欠点は直らないものと諦める。

 これを実践すれば、家族仲良く、明るい笑顔あふれる家庭が作れます。




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長谷川満
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長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

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