161【債権回収】取り立て昔話② 「お前の会社で遺灰ばらまいたる」動画4分

竹下昌成

竹下昌成

テーマ:不動産投資 回収・調停・裁判



債権回収というと、特別な仕事に見えるかもしれません。
ただ、実務としてやっていることはシンプルです。

借りたものを、返してもらう。

今回は、20年前のノンバンク時代の話です。

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■ 20年前 ノンバンク時代

当時は、営業と回収がセットでした。

・口座振替不能の督促
・電話、FAX、電報、訪問
・25日で法手続き

そして、回収には明確なノルマがあります。

100件あれば、20日時点で95%回収。
月末にはさらに絞り込む。

回収できなければ評価されません。

感覚としては、

「債務者が返すか、自分が終わるか」

それくらいの世界です。

扱っていたのはリース債権が中心。

・事業者間契約
・金銭債権
・争点が少ない

つまり、理屈ではなく「回収できるかどうか」の世界でした。

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■ 大阪案件

ある案件。

・カーリース4台
・法人(リフォーム業)
・未払い常習
・社長 中年男性

電話はつながらない。
文書も反応なし。
所在も不明。

親族情報から、父親の住所を突き止めて訪問しました。

「息子さんと連絡を取りたいんです」

「わからんなぁ」


しかし帰社後、携帯が鳴ります。

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■ 電話

「親父がショックで倒れた!
親父が死んだら、お前の会社行って、
遺灰ばらまいたるからなーっ!!」

典型的な“感情で押す”パターンです。

冷静に考えれば、

・因果関係はない
・言いがかり

ですが、当時は違います。

正直、

「めちゃくちゃ怖かった」

この一言に尽きます。

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■ その後

結局、その案件は

・破産もしない
・支払いもしない

という状態でズルズル回収。

一番厄介なパターンです。

そして気づきます。

借りた時と、延滞している時は別人です。

契約時は「契約者」
延滞後は「債務者」

同じ人物でも、全く違う行動を取ります。

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■ 本質

当時は思っていました。

「そもそも返済しないからやん」

ただ同時に、

今回、債務者は自分の弱いところを突かれたのだと思います。

本人には会えない。
自宅も会社もつながらない。
それでも父親の居場所にはたどり着かれた。

だから怒った。

理屈ではなく、人間の問題です。

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■ まとめ

・借りる時と延滞してる時は別人
・契約者は、時間が経てば債務者になる
・現場は感情と理屈が混ざる

ただし、

取り立ては特殊なことではありません。

仕事であり、作業です。

そして、

うまくいかない時もあります。

---

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