155【不動産投資】素人でも裁判できる?無断転貸362万円請求?/AI活用・費用5万円(前半)動画20分


本件は2022年〜2024年にかけて実際に対応した事例です。
世の中にはいろんな入居者がいます。
今回は、私が経験した
「ペットによる損耗+残置物」から裁判→回収まで行った事例です。
結論から言うと、
・素人でも裁判はできる
・勝てるケースもある
・ただし回収は別ゲーム
この3点です。
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■今回の事案
兵庫県西宮市の戸建て(105㎡)
家賃10万円
4年間入居した後、2022年12月の退去時の室内は
・ペットの糞尿まみれ
・強烈な獣臭
・残置物だらけ
という状態でした。
セキスイで見積もると約220万円。
ただし回収リスクを考え、最低限の原状回復として約82万円で実施。
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■請求額
請求総額 1,097,597円
内訳
・原状回復 828,300円
・残置物撤去 49,500円
・工事期間家賃 200,000円
・裁判費用 19,797円
回収済
・敷金 100,000円
・保証会社 300,000円
差引請求額 697,597円
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■なぜ裁判したか
通常であれば諦める案件です。
ただ今回は、
① ペット特約あり(原状回復は入居者負担)
② 明らかな過失
③ 管理会社が機能していない
この3点が揃っていたため、訴訟に踏み切りました。
不動産投資歴20年以上で初の裁判です。
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■裁判のリアル
2023年に提訴し、約7ヶ月後の2023年10月に判決。
結果は勝訴。
・原状回復費
・残置物撤去費
→ 全額認められました。
ただし
・工事期間中の家賃
→ 却下
理由は
「退去=明け渡し」であり
室内状態は関係ないという判断です。
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■裁判で感じたこと
・賃借人=弱者という前提がある
・損害の立証がとにかく面倒
・時間がかかる(約7ヶ月)
また、
・被告は欠席
・それでも原告側は厳しく見られる
これが実務の感覚です。
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■回収フェーズ(2024年)
判決後もすぐには回収できません。
・預金差押
・給与差押
→ 不調
最終的に
債権回収会社へ依頼(成功報酬約40%)
→ 現地面談により分割返済成立
→ 2024年3月から回収開始
ここまでやって、ようやく回収です。
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■この事例のポイント
① 勝てても満額取れるとは限らない
② 回収は別問題(むしろ難しい)
③ 特約・管理・初動がすべて
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■まとめ
裁判は武器になります。
ただし、
・時間がかかる
・手間がかかる
・回収はさらに大変
感情ではなく「回収可能性」で判断するべきです。
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■リライト元記事(旧版)
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