コラム
洋風(洋墓・洋型)のデザイン墓石のお墓
2016年5月31日
前回のコラムで、和型墓石でも装飾などのデザインが可能というお話をしましたが、今回は主に墓石全体の形や大きさなどにまで関わる『デザイン墓石』について、建てる際の注意点などをお話します。
墓地・墓所・霊園の選定や、墓石の規定がないかどうかを調べる
公営や地域の共同墓地では、比較的自由な形の墓石を建てられる場合が多いが、寺院の墓地・墓所や民営霊園の場合は、宗派や区画の制限などにより大きさやデザインに制限があるほか、墓石の形自体に決まりがある場合があります。
そのため「土地は購入済み」「建て替え」という方は、まず墓地・墓所・霊園の規定をよく調べてみることが必要です。
新たにお墓用の土地・区画を購入される方も、その点の規定を加味した土地選びが重要となるでしょう。
また、デザイン墓石が可能という場合でも、墓地によっては石材店を指定している場合があります。具体的なデザイン像がある場合、また全体的なバランスを考えてデザインしてくれるプロがいるかどうかなど、石材店選びも重要なポイントとなるため、デザイン墓石を建てる場合には、あらかじめ十分な下調べが必要なのです。
「墓石の加工ができる」「デザインができる」のと「デザイン墓石を建てられる」のは違う
デザイン墓石における墓地・墓所・霊園の規定をクリアしたら、次はデザイン墓石を依頼する石材店選びです。
近年ではデザイン墓石の需要も高く、全国的にデザイン墓石を請ける石材店が増えてきました。しかし、ここで注意したいのが「デザインに沿って墓石の加工ができる」、または「デザインができる」のと、トータルで「デザイン墓石を建てられる」石材店は違うということです。(参照:http://www.daiichisekizai.com/blog/cat_cat228/)
加工やデザイン自体の腕は確かでも、全体的なバランスやパーツとの組み合わせを加味した墓石でなければ建てた後に後悔することになるかもしれないのです。
また、いくらお客さまの要望であっても、そのままデザインしてしまうと墓石と呼ぶにはかけ離れたものになってしまう場合もあり得ます。そのため、デザイン墓石を建てる際は、多角的な視点からトータルでデザインの提案や相談ができる「デザイン墓石のプロ」に頼むのがベストなのです。
デザインを考えるorイメージを伝える
まず一般の方々が、お墓のデザインやスケッチを作成されるのは困難なことだと思います。そのため、担当の石材店にご自分の持っているイメージなどをうまく伝えることが大事になってきます。
しかし、そこでもし担当者のセンスやレベルが違う場合、「思った通りのデザインにならない」といったこともあり得ます。そういった場合は、石材店の持っている過去の加工例やサンプルなどの写真を参考にされてはいかがでしょう。
また、具体的な形のイメージだけではなく、「やわらかい」「角ばった感じ」など、漠然としたイメージのほか、お墓を建てるご本人や故人の趣味、人柄、ご家族の想いなどを伝えていくのもデザインの具現化に一役買うことになります。
関連するコラム
- デザイン性あふれる文字を彫刻したお墓 2016-06-07
- 和洋折衷型の墓石 [お墓・墓石の型] 2016-05-05
- シンプルな洋型墓石のお墓[お墓・墓石の型] 2016-05-27
- 和型のお墓・墓石のデザイン[お墓・墓石の型] 2016-05-29
- デザイン墓石のお墓[お墓・墓石の型] 2016-05-07
コラムのテーマ一覧
- お墓・墓石の選び方
- 墓じまい
- 合祀散骨・合葬墓
- お墓・墓石の彫刻模様
- お墓ディレクター
- お墓物語
- 記念碑
- お墓のトラブル
- 防水構造を備えたお墓・墓石
- お墓の知識
- お墓を建てる
- お墓の費用
- 墓石の彫刻
- お墓のデザイン・型
- 石材店の選び方
- お墓の開眼法要
- 墓地の地鎮祭
- 先祖供養
- 中国産墓石
- お墓エピソード
- 豆知識
- イベント
- つぶやき
- 無料セミナー
- お墓と法律
- お墓のリフォーム
- お墓の引越し(改葬移転)
- お墓の地震対策
- 永代供養墓
- オリジナルデザイン永代供養墓
- 和のデザイン墓石
- デザイン墓石
- お客様の声
- スタッフブログ
- 日本の銘石
- メディア情報
- お墓の費用
- お墓の相談会
- 第一石材最新ニュース
- 供養
- 墓地・霊園
- お墓・墓石
カテゴリから記事を探す
能島孝志プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
相談は全て無料!しつこい売り込みや電話営業は一切いたしません。安心してお問い合わせください。
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。
能島孝志のソーシャルメディア