成功する寺院永代供養墓の秘訣(2)現代社会におけるお墓の悩み
(1)日本のお墓の歴史と現状
(2)現代社会におけるお墓の悩み
(3)永代供養墓とは?
〜上記のコラムからの続きです〜
近年においては、全国の数多くのお寺が永代供養墓を展開しています。
しかし、すべてのお寺がその運営に成功しているわけではありません。
…というよりも、むしろ運営がうまくいっていないお寺の方が圧倒的に多いのです。
このことについて、「一般社団法人 お寺の未来」様が以下のように解説しています。
(以下、「一般社団法人 お寺の未来」様サイト掲載記事を一部引用)
「一般社団法人 お墓の未来」様のブログより
これまで永代供養墓については、200近くのお寺を調査してきましたが、
募集という点でうまくいっているお寺は、全体の二割以下です。
ほとんどのお寺は、建立費用すら回収できていません。
しかし、永代供養墓をこれから建立しようとする、
ご住職の多くはこの現実を知りません。
それは、成功したお寺しか見ていないからです。
話題になる永代供養墓は成功しているケースです。
しかも、評判になっている永代供養墓は、
何千人という申し込みを受けるなど、夢のような成果をあげています。
逆にうまくいっていないケースは、当然ですが評判になりません。
実はこうしたお寺の方が圧倒的に多いのです。
永代供養墓を建立したお寺を、事業の成果という視点から判断すると、
次の3つのカテゴリーに分類することができます。
① 大成功グループで、千を超えるような申し込みを受けているお寺。
ただし、これは全体の数パーセント程度しかないでしょう。
② お寺そのものの力や地域の状況などをよく見極めて、
適切な事業規模で、無理のない計画を進めてきたお寺。
申し込み数としては、50~300人程度というところでしょう。
こうしたお寺が全体の10~20%位はあります。
③ 建立したものの、ほとんど成果のあがっていないお寺。
永代供養墓を建立したお寺の80%前後がここに当てはまります。
いかがですか?
今の時代だから、永代供養墓を建てれば多くの方からの申し込みがあり、
お寺の繁栄に繋がるのではと考えている人が多いようですが、
それは、大きな間違いで、決してそんな簡単なものではありません。
「こんなものを建てるんじゃなかった」と後悔されているご住職も少なくありません。
ではなぜ、寺院永代供養墓の事業がこんなにもうまくいかないのでしょうか?
~つづく~
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