成功する寺院永代供養墓の秘訣(7)消費者のニーズを考えているか?
(1)日本のお墓の歴史と現状
〜上記のコラムからの続きです〜
現在社会におけるお墓の悩みといえば、なんと言っても、
核家族化や少子・高齢化によるお墓の承継問題です。
近年においては、生涯結婚をしない人、結婚しても子供をつくらない夫婦、
また、身寄りがない一人暮らしの高齢者など、社会が様変わりしています。
また、子供が居ても娘だけの場合は、嫁いだ娘に迷惑をかけたくない、
一人っ子同士の結婚の場合などは、夫方、妻方、両家の墓守で、
子供たちに負担を掛けたくないと思っている親たちも少なくありません。
仮に、跡継ぎとなる息子が居たとしても、現代社会においては、
転勤や海外永住といったことも決してめずらしいことではなく、
お墓を建てたとしても、管理に支障をきたすことも考えられます。
まあ、自分自身の終の棲家はともかくとしても、
これまで長きに渡って、先祖代々受け継がれてきたお墓を、
自分の代で無縁になることへの悩みの方が大きいように思えます。
ここ数十年の間に大きく変わった世の中の状況によって、
お墓のない方は、「自分たちのお墓をどうするか?」、
お墓のある方は、「将来、このお墓をどうするか?」。
どちらも、「お墓をどうするか?」という、共通の問題を抱ええているのです。
こうした社会情勢の中で、お墓の悩みを抱える人々の解決方法として、
ここ最近、大きな関心が寄せられているのが「永代供養墓」なのです。
~つづく~
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