お墓選びは石材店選び③墓石の産地偽装事件ではないの?/神戸新聞マイベストプロ神戸主催セミナー「お墓選びで知っておきたい5つのポイント」おさらい
悪質な業者を見分ける3つのポイント
一般消費者にとっては、悪質な墓石業者かどうかを見分けることは、
かなり難しいことでしょうが、次の3つのポイントに気を付けてください。
1.契約や代金の支払いを急がせる業者は要注意!
お墓は一生に一度あるかないかの大きな買い物です。
契約や代金の支払いを急がせる石材店には注意が必要です。
消費者の立場に立って考えてくれる良い石材店であれば、
必ず検討のための十分な時間をとってくれるはずだからです。
「早めに代金を支払ってくれれば割り引きします」
などと言ってくる業者とは絶対に契約をしてはいけません。
2.他社のデザイン・設計内容の盗用をする業者
他社が提案したデザインや図面で商談や工事を
進めようとするところもいい業者とは言えないでしょう。
このケースは、例えばあなたがすでにある石材店から
お墓の設計や完成図面を提示してもらっていたとしましょう。
次に別の石材店に行った際に、その図面を見せ、
「これは他の石材店の提案ですけれど、こんなお墓をイメージしています」と
石材店の担当者に話をした時に、それに対する回答が
「うちならこれと同じものを70%の価格でつくれますよ」
という様な内容のものだった場合です。
他社と同じデザインや設計内容で進めるといったこと自体、
デザイン転用やモラルの問題もあり通常はあり得ません。
けど、実際には極めて頻繁に起こっている事実です。
さらにひどい業者になると、お客様に対して、
「気に入ったお墓のデザインがあるならそのお墓がある場所を教えてほしい!」と言い、
その後に石材店がそのお墓がある墓地に出向き、
写真を撮影したり、他家のお墓に勝手に入り込むなどして、
詳細にわたり各部材のサイズを計るなどの行為が行なわれています。
そして、他の石材店がデザイン・設計したものを無断でコピーし、
平気な顔でお客様に見積り・提案するのです。
しかし、おおまかな見かけはともかくとして、
お墓の場合、他社とまったく同じものというものはありません。
特に重要なのが全体のバランスです。
結果的には「似て非なるもの!」が出来上がる可能性が高いでしょう。
それぞれの石材店によって使用する石材の等級や
加工の技術、デザイン力、施工工法、耐震工事等が異なります。
それなのに、他社と同じものなのに価格が安いというのは、
一見すると同じように見えるが、どこか何かが違うとも考えられます。
このような業者は、施工工事も適当に行ない、
後日トラブルになる可能性が無いとも言えません。
3.とにかく売上第一主義の業者
「売上至上主義」で、お墓を売ることばかりを考え、
お施主様の家の宗旨宗派を無視するような業者も信用できません。
お施主様が信仰する宗教のことを考えないというのは、
先祖の供養や身近な故人のことも考えていないというのにほかなりません。
お墓は死者を供養するためのものです。
その供養の心を持たない石材業者は言語道断です。
~つづく~
※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)
「オリジナルデザインのお墓」について詳しくはこちらまで
http://www.daiichisekizai.com/design/cat_cat152/
神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
http://mbp-japan.com/hyogo/daiichisekizai/
神戸・兵庫・阪神間の“いいお墓づくり”は「和型墓石」から「デザイン墓石」まで第一石材へ
http://www.daiichisekizai.com/
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