「心をカタチに…」本物だけを追い求めてとことんこだわりたい。/ 「デザイン墓石」
第一石材が新たに取り組む、素材感あふれる純国産デザイン墓石『天の河®』でお造りさせていただいたオリジナルデザインのお墓が、日本石材工業新聞(平成21年11月15日号)に掲載されました。
以下は掲載内容にそって取りまとめたものです。
"世界に一つ"の『天の河®』墓石が神戸市立鵯越墓園に建立
個性や自分らしさを表現する「デザイン墓石」が全国的な広がりを見せる中、
天然石にしかない模様・色合い・目合い・風合いなどを最大限に活かし、
「世界に一つしかない墓石」として注目される『天の河®』。
天然材ゆえの模様が唯一無二の存在感を主張し、
そのかけがえのなさが最愛の人を弔うに相応しい素材であることを直感させ、
新たな墓石ブランドとして定着しつつある。
建墓実績も着実に重ねる中、このほど兵庫県神戸市立鵯越墓園に
『天の河®』を使ったオリジナル墓石が建立された。
同墓所の設計・製作・施工を行った
㈱第一石材・能島孝志社長に、建立に至った経緯などについて聞いた。
■本当の"お墓"に昇華高松市長賞作品の墓石
能島社長が『天の河®』の存在を知ったのは、2年前の「あじストーンフェア2007」。
青木石材㈿が紹介していた『天の河®』の試作品を目にした時、
これまでの業界の物差しでは測れない斬新な発想・コンセプトの
墓石提案に、高い関心を持ったことに始まる。
翌年の『天の河®』正式販売スタートと同時に、社内でデザインを考案。
「ショールームに展示したい」と、天の河事業本部営業担当者から
庵治産地の石職人に石目模様のイメージや仕様を伝えてもらい、同社初の『天の河®』墓石を製作してもらった。
この『天の河®』墓石、実は昨年の「庵治ストーンフェア2008」にも出品され「高松市長賞」を受賞した作品。
㈱第一石材のショールームにも"高松市長賞受賞作品"として紹介しながら、来店者にもその存在を広くPRしていた。
今回鵯越墓園に建立されたのはこの作品そのものなのだ。
■「このお墓、すてきっ!」感性に訴える存在感
この『天の河®』墓石のお施主は、亡夫の墓碑を建立したいと㈱第一石材を訪れた奥様とご子息。
もともと「国産石材を用いて製作したデザイン墓石」という希望があったことから、
能島社長は青木石(香川県産)でつくられた、この『天の河®』を提案。
すると「このお墓、すてきっ!」と興味津々。
初めてのお客様に対する墓石提案となれば、使用石種やその特徴、
デザインコンセプトなど一通りの説明が必要、というのが普通だろう。
しかし今回の場合、詳細に渡る説明はほとんど無用の長物、
大げさだが「理屈抜きに気に入っていただけました」と能島社長。
その時点で、お施主の要望でもあった「国産石材で製作したデザイン墓石」=『天の河®』に決定し、
ほとんどのデザインを同社に一任されることになったという。
実際の墓石製作で同社がこだわったポイントは、
『天の河®』が持つ、"天然石のあるがままの風合いをいかに活かすか"ということ。
そのため、外柵のデザインも主張しすぎず、
しかも石塔との対比で貧祖なイメージにならないようにと、本体のデザインに合わせた
"シンプルでありながら比較的シャープなイメージ"でまとまるよう配慮している。
さらに、アクセント用の石についても、コントラストが強すぎる黒みかげは避け、
少し柔らかなイメージを演出できる濃いブルー系の551(中国・黒龍江省産)を選択。
外柵の石種は『天の河®』の青木石の石目・色目との相性が良く、
吸水性の低い213(中国・湖南省産)を使用している。
また、個性的な表情を持『天の河®』だけに、そこに刻む文字によってイメージの善し悪しも大きく変わる。
お施主自身、当初から「○○家」といった従来のものではなく、好きな文字を刻みたい、と希望していた。
そこで、デザイン書道家の制作した文字のイメージサンプルを見てもらうことに。
そして、北海道を中心に活躍する書道家・植田準氏揮毫の
「悠」の文字が目に留まり、この文字を彫ることに決定した。
墓地入口のフロア部分には、洗練された花柄彫刻をあしらうなど、
細部まで手の込んだつくりが、『天の河®』の本体や外柵類と心地よいハーモニーを奏でている。
■お施主の心をカタチに 墓石デザイン+供養
お墓が完成し、「世界に一つしかないオリジナルデザイン墓石」の姿を目にしたお施主は、
霊園内でも際立つその出で立ちに、感動を隠せなかったという。
とりわけ、自分で選んだ文字彫刻には関心を寄せていた。
最も深いところで深さ65ミリというその文字を何度も手で触りながら、感嘆の声をあげていたという。
◇
㈱第一石材の創業時からのコンセプトは、心をカタチにすること。
「お施主が漠然と思い考えている"お墓"に対する思いを、
モノとしての墓石だけではなく"供養"というカタチに至るまでを、
それぞれの要望に添ってプロデュースすることだと考えています」と能島社長。
㈱第一石材では、これまでも様々なデザイン墓石を手掛けてきており、
その優れた作品の数々はデザイン墓石写真集(六月書房発行)等での掲載でも広く知られている。
お施主の心の琴線に触れた『天の河®』の石目と、かたちと相まって、
これまでの"供養のデザイン"経験が存分に発揮された作品と言えるのではないだろうか。
■墓石:幅69.3㎝×奥行72.9㎝×高さ92.3㎝
・使用石材:青木石(香川県産青御影石)
■外柵:幅200㎝×奥行200㎝×高さ30㎝
・使用石種:淡いグレー 213(中国・湖南省産)
濃いブルー 551(中国・黒龍江省産)
■設計・製作:株式会社 第一石材
■墓所:神戸市立鵯越墓園
神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
http://mbp-japan.com/hyogo/daiichisekizai/
神戸・兵庫・阪神間の“いいお墓づくり”は「和型墓石」から「デザイン墓石」まで第一石材へ
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