気になる墓石材の放射線汚染!
■人手不足など深刻化
中国の経済成長が進む中、中国産墓石製品(墓石・燈籠など)の
値上げが避けられない状況になってきているようです。
かねてから、(社)日本石材産業協会の輸入卸商社で組織する
「輸入卸商部会」でも継続的に議論されていますが、
中国国内の物価や人件費、燃料費、材料費、輸送費など、
全般的にコストの上昇が続いているほか、
今年からは、墓石工場の行員定着率が急激に低下しております。
その理由としては、他の産業の給与水準が上昇している中で、
値上げが受け入れられない日本向けの墓石工場は敬遠されているのです。
人手不足は品質の低下はもとより、納期遅れの要因となってくる可能性が高くなります。
そうなると、現在の日本の石材業界における中国への依存態勢を考えると、
ある程度の値上げ要求には対応せざるを得ない状況になっていると考えられます。
■中国福建省・宗武で「日中石材協議会」開催
日本・中国両国石材業界の発展ののため、具体的な課題の共有、解決策等を
継続的に検討している「日中石材協議会」では、去る2010年11月21日、
世界最大級の石材加工地である中国福建省・宗武で公開会議を開催いたしました。
この会議に日本側から約30名、中国側からはオブザーバーを含め約80名が参加しました。
そして、会議では中国側からの要求として、
2011年1月以降の墓石製品の輸出価格を約11%〜20%アップしたいと表明いたしました。
その内訳は、単価の低い石種ほど値上げ幅が大きく、
単価の高い石種ほど値上げ幅が小さいという内容です。
もちろん、具体的な値上げの幅や内容に関しては
個々の取引条件によって異なることは当然としても、
来年以降、日本国内の石材商社から小売店への値上げがすすむことは間違いなさそうです。
私ども第一石材では、以前より石材商社を通じての中国産墓石製品の輸入をしておらず、
中国の当社専属工場と独自のルートで直接交渉をしておりますので、
もう少し低い値上げ幅で落ち着きそうです。
これを機に、日本の石を日本国内で加工した
「純国産墓石」に目を向けていただければと考えるところです。
【注】日本の原石を中国に送り、お墓として製品化されたものも
「国産墓石」として数多く市場に出回っておりますので注意が必要です。
※日本石材工業新聞(第1897号・1901号)の掲載記事を一部引用させていただきました。
国産のお墓を選べば本当に安心なのか?
http://www.daiichisekizai.com/blog/2009/11/entry_594/
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