【神戸市立墓園】2024年(令和6年)秋のお彼岸時期墓参のお知らせ
~前のコラムからの続きです~
■中国における墓石の“ごまかし”事例《2》前編
これは“ごまかし”と言えるかどうか分かりませんが、
一週間ほど前に、岐阜県在住のKさんという男性から頂いたお電話の内容です。
Kさんは『マイベストプロ神戸』内の私のコラム
“理想の墓石材「天山石」”をご覧になられてお電話を下さったのです。
「天山石」は佐賀県の天山山系から産出される九州が誇る日本屈指の銘石として、
最近では関西から関東にも、その存在を知られるようになりました。
青深く透明度の高い石目が特徴の天山石は、
極めて硬質で、国産石材でも1、2を争う低い吸水率を誇ります。
それゆえに、経年変化もほとんど見られないため、
墓石として使用するには最も適した石材の一つです。
Kさんは、この天山石にて亡父のお墓の建立を石材店に依頼されたのですが、
出来上がった墓石は各部材の石目・色目がバラバラで
素人の目から見ても違和感があるのが分かる位ひどいものだそうです。
Kさんは、この天山石の墓石が中国で造られることは
事前に石材店から聞かされており知ってはいたが、
まさかこんな墓石に仕上がるなんて思ってもみなかったとのことです。
そこで、Kさんは石材店に原石の「産地証明書」の発行を求めたところ、
間違いなく「天山石」であるとの産地証明書が発行されたが納得がいかず、
その石材店に製品を卸している石材商社(問屋)に
同じく原石の確認をしてもらったところ、
「七山みかげ」であるとの回答が帰ってきたのです。
あれっ? 販売した石材店では「天山石」、
製品を卸した石材商社では「七山みかげ」。
なんか不思議なはなしですね?
~つづく~
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