【神戸市立墓園】2024年(令和6年)秋のお彼岸時期墓参のお知らせ
~前のコラムからの続きです~
■三貴子(さんきし)の分治(ぶんち)
イザナギはたいそう喜び「私はたくさんの子を次々と成り立たせたが、
最後に三人の貴(とうと)い子たちを得ることができた」というと、
首飾りの玉をゆらゆら揺らしながら
天照大神に与えて「おまえは高天原を治めなさい」、
月読命には、「お前は夜の世界を治めなさい」、
スサノヲの命には「お前は海の世界を治めなさい」と、
それぞれに(分治を)任されました。
みなイザナギの言いつけ通り治めましたが、
スサノヲだけがそむいて治めず、
あごひげが胸まで伸びても泣き叫んでばかりいます。
その泣き方は青々した山が枯れ、
海河が干し上がるほど激しいものでした。
すると、まるでハエがうるさくドッとわき出したように
悪神があたりに満ちあふれ、わざわいが起こり始めました。
父神イザナギが「なぜ任せた国を治めずに泣きわめくのか」ときくと、
スサノヲは「私は亡くなった母さんが行った妣(はは)の国、
根の堅洲国(かたすくに)へ行きたくて泣いているのです」と答えました。
これを聞くと父神はたいそう怒り
「それならお前はこの国に住んではならん!」といって、追放されてしまいました。
なお、イザナギの大神は淡海(あふみ→近江=滋賀県)の
多賀神社に鎮座しておられ(まつられてい)ます。
…………(以下は省略します)
※日本人のお墓(小畠宏允著・日本石材産業協会発行)より
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