書き続けて、やっと気づいたこと
「この内容なら、この方にお願いしてみよう」
ご相談を受けて、必要な業者さんへおつなぎする。
これまでも、くらととではそんなことをしてきました。
でも最近、片付けの現場に立ち会って、改めて気づいたことがあります。
人と人をつないだら、それで終わりとは限らない。
その日は、家の中から不要になった物が次々と運ばれてきました。
まずは、業者さんに確認します。
「これは買い取りできますか?」
「これは無料で引き取ってもらえますか?」
対象になれば、そちらへ。
ならなければ、今度はゴミとして処分することになります。
ところが、ここからがまた大変です。
「これは何ゴミ?」
一見すれば単純なようですが、自治体によって分別方法も違います。
分別方法をまとめた冊子をめくりながら、
「これは……何だろう?」
と考える場面もありました。
危うく、その後のゴミの分別が、ご家族一人の「宿題」になりそうになりました。
でも、それは一人に任せてはいけないと思いました。
なぜなら、私自身がその大変さを知っているからです。
以前、自宅を家族で片付けた時、子どもたちは要らない物をどんどん出してくれました。
捨てる物を決めるところまでは早い。
でも、その先の分別をするのは私。
「これが全部、何も考えずに一つのゴミ袋に入れられたら、どんなに楽だろう」
そんなことを思いながら分別したことを、以前のコラムにも書きました。
【以前の自宅片付けのコラムはこちら】
だから今回は、
「せっかくみんないるんだから、今やってしまいましょう」
と声をかけて、みんなで分けていきました。
片付けは、「要らない」と決めたら終わりではありません。
買い取ってもらえるのか。
無料で引き取ってもらえるのか。
それとも自分たちで処分するのか。
処分するなら、何ゴミなのか。
一つ判断すると、また次の判断が待っています。
そして、それを一人で抱えると、なかなか片付けが前に進まないことがあります。
今回、私は業者さんをご紹介しました。
それなら、紹介した時点で私の役割は終わりだったのかもしれません。
でも実際にその場にいると、まだやることがありました。
業者さんが判断すること。
ご家族が判断すること。
その間にある「じゃあ、これはどうする?」を一緒に考えて、ひとつずつ次へ進めていくこと。
つなぐことと、片付けが前に進むことは、同じではない。
そんなことを感じました。
全部を自分たちでやらなくてもいい。
反対に、全部を業者さんに任せなくてもいい。
できることは自分たちで。
専門家にお願いした方がいいことは、その人へ。
そして、その間で手が止まったら、一緒に考える人がいる。
「誰に頼めばいい?」
その答えを見つけて、必要な人へつなぐ。
そして必要なら、つないだその先でも一緒に動く。
これも、くらととにできることの一つなのだと思います。


