『何がしたいのか、わからない』から始まって。
10月25日に上毛スクエアで開催されるイベントに出店することになり、それに向けて印刷物を作ることにしました。
簡単なものなら、自分でも作れます。
以前はほとんど使えなかったデザインツールも、必要に迫られて少しずつ覚えてきました。
「これくらいなら、自分で作ればいいかな」
一瞬、そう思いました。
でも今回は、デザインが得意な知り合いの方にお願いすることにしました。
自分でやれば、お金はかかりません。
けれど、慣れていない私がやれば、ひとつひとつ調べながらの作業になります。
できないわけではない。
でも、時間はかかる。
そんなことを考えていたら、ずっと前のことを思い出しました。
長女が進路について悩んでいた頃のことです。
その頃、長女が知り合った方から、こんなことを言われたそうです。
「自分に不得意なことがあるなら、それが得意な人に任せればいい。自分は自分の得意なことをやればいい。一人で全部やろうとしないで、チームを作ればいいんだよ」
その言葉を聞いて、長女はずいぶん気持ちが楽になったようでした。
ちょうど同じ頃、私は簿記3級を取得し、次は2級を勉強しようかと考えていました。
簿記は嫌いではありません。
むしろ、どちらかといえば得意な方でした。
でも、2級になると勉強する範囲も広がります。
その時、ある方から言われました。
「経理のことを知っているのは大事。でも、全部自分でできるようになる必要はないんじゃない? 経理は、それが得意な人に任せればいいんだから」
そして笑いながら、
「娘さんから教わってるね、お母さん」
と言われました。
確かに、その通りでした。
そして何年も経った今、また同じことを思っています。
できるからといって、全部自分でやらなくてもいい。
これは、片付けや掃除も同じなのかもしれません。
片付けも掃除も、特別なことではありません。
「自分でやろうと思えばできる」
そう思っている方も多いと思います。
もちろん、自分でやって、きれいになって、「やった!」と思えるなら、それが一番です。
でも、何時間もかかってしまったり、せっかくの休日がそれだけで終わってしまったり。
思うように進まず、疲れ果ててしまうこともあります。
片付けなら、家族それぞれの思いが絡んで、途中で嫌になってしまうことだってあります。
そこまでして、全部自分でやらなくてもいいのではないでしょうか。
全部を誰かに任せる必要もありません。
自分でできるところは自分でやる。
大変なところだけお願いする。
一人では進まないなら、一緒にやってもらう。
それもひとつの方法です。
「できないから頼む」のではなく、
自分の時間や力を、もっと大切に使うために頼む。
そんな考え方があってもいいと思います。
私自身も、まだまだ「自分でやった方が早い」「自分でやればお金がかからない」と考えてしまうことがあります。
でも、自分にできることには限りがあります。
一人で全部やろうとせず、得意な人の力を借りる。
そして、自分は自分の得意なことをする。
ずっと前に長女が教えてくれたことを、今になって改めて実感しています。


