「まだ大丈夫」は、私も言っている!?
月に一度お伺いしている95歳のお客様は、週に一回、通所リハビリに通われています。
その日の体調に合わせて、専門のスタッフがメニューを組み、マシンを使った運動やマッサージ、ウォーターベッドなどを受けられるそうです。
でも、お客様が一番楽しそうに話してくださるのは、その時間だけではありません。
「同じテーブルの人たちとおしゃべりするのが楽しいのよ。」
夢中で話していると、
「お話し中すみません。順番がきましたよ。」
とスタッフさんに声をかけられることもあるそうです。
そのテーブルで仲良くなった一人暮らしの方が、こんなお話をされたそうです。
「ここに来ない日は、誰とも話さない日があるの。」
その方には毎日電話をかけてくれる娘さんがいて、
「リハビリに行った日は、お母さんの声が明るいね。」
と喜んでくださるそうです。
お客様ご自身も、
「通所リハビリに行くと、おしゃべりできるから楽しいの。」
と笑顔で話してくださいました。
また、96歳のお客様も同じ施設に通われています。
骨折でしばらくお休みされていましたが、
「やれることは限られるけど、気分転換になるから、また行こうと思うの。」
と話してくださいました。
私は、このお話を聞いて改めて思いました。
身体を動かすことはもちろん大切ですが、人と話して笑う時間も、心を元気にしてくれる大切な時間なのだと。
女性のお客様とは、
「女性が長生きなのは、おしゃべりして笑うのが得意だからかもしれませんね。」
なんて、一緒に笑いながら話すこともあります。
私自身、高齢のお客様との会話は、いつも学びの連続です。
人生の先輩だからこそ教えていただけることがたくさんあります。
前向きな考え方、人とのつながりを大切にすること、感謝の気持ちを言葉にすること。
そんな日々の積み重ねが、穏やかで豊かな暮らしにつながっているのかもしれないと感じています。
その学びをいただきながら、私も少しでも元気をお届けできていたら嬉しい。
掃除や片付けだけではなく、お客様と笑いながら言葉を交わす時間も、私にとって大切な仕事の一つです。
今日も、お客様からたくさんの元気をいただきました。
そして、私も少しでもその元気をお返しできていたら嬉しく思います。


