【全統マークで失敗したアナタに】#4 数学の失敗は後に引きずる
大学受験を控えるアナタに。
9月に入り模試が続くシーズンになりました。地歴の得点は安定してますか??
シリーズで、マーク模試で高得点がとれた生徒の勉強法と、とれない生徒の勉強法を具体例を上げて紹介します。
幕末マニアなのにセンターで点数が取れない子
この似顔絵、誰だかわかりますか??
日本史・世界史好きの中には、自分の興味関心が強い特定の分野にだけ、普通の高校生が知らないとても深い専門知識を持っている子がいます。当然ですが、大好きな歴史の勉強は、毎日十分な時間をかけてしっかりやっています。しかしその中には、マーク模試で5割程度の得点しか取れずに、成績が伸び悩む生徒が出てきます。このような学生には、地歴・公民の学習方法に大きな問題があるのです。
*上記の似顔絵は「大村益次郎」です。
テストに出ない専門知識ばかりを覚えても効果は薄い
センター試験の地歴公民は、教科書内容を、広く浅く把握できている生徒のほうが高得点が取れます。いわゆる、歴史マニアは、特定の専門知識が鋭くても他のことはあまり興味が持てず、知識量が足りない人もいます。このタイプが、テストで点数が取れない歴史好きです。マーク模試が返却されて、得点分布グラフが青線のような形になっている場合は、要注意だと認識しましょう。
労力をかけるなら「詳細理解」より「全体把握」に
教科書や用語集ベースに地歴分野を覚えていくと「マニアックな専門用語は覚えたけど、前後関係や歴史背景のつながりがわからない」状態を引き起こします。細かいことをもれなく拾い上げるような作業をするよりは、単元別に全体像を、ざっと10回振り返ってなんとなく「把握」する作業をしたほうが、センター試験での得点に直結します。日本史なら、加藤の授業テキスト「流れがわかる日本史ノート」を何度も見直して下さい。世界史・倫理なら、学びエイドで各講座を何度も動画を見直して、つながりの理解を深めることがとても有効です。
●全体と流れを把握することを繰り返す→自分で喋って説明ができるレベルになれば、仕上がったと判断して良い。
●細かい漏れは、あまり気にしないこと。センター過去問を多く解くことで、知識の再確認をすればいい。
●100点満点を目指さない。9割→10割に仕上げるための労力は、他の科目に振り向けること。
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