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大腸ガンの新分類型発見?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘大腸ガンの新分類型発見?’という報告です。
福島民友新聞の記事によりますと...福島医大医学部の野田勝助教(35)らの研究グループは26日、大腸がんの新しい分類型を発見したと発表した。研究論文が米科学誌「クリニカルキャンサーリサーチ」のオンライン版に掲載された。研究グループは同大医学部乳腺外科学講座の野田助教のほか、消化管外科学講座の岡山洋和助教(39)と河野浩二教授(55)の3人。
研究グループによると、4600例を超える大腸がんのサンプルを使い、細胞表面にある糖が鎖状につながった生体分子「糖鎖」の遺伝子を解析した結果、糖鎖の状態により、抗がん剤が効きにくいがんがあることが分かったという。比較的容易に検出することができ、適切な診療方針の選択に役立つ可能性がある。将来的には、大腸がん治療で、進行度や治療効果の指標として臨床応用が期待されるという。
河野教授は福島医大に赴任する前はシンガポールで外科の臨床や研究をなされていた方で赴任後早速実績を残されたようです。先日のご講演でも大腸ガンへの抗がん剤治療は個別治療が可能になるだろうと仰っておられましたが、その第一歩を歩みだしたようです。