医師数の充足は10年後?
介護保険料高額は福島県に集中?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の砂糖です。今朝は‘介護保険料高額は福島県に集中?’という報告です。
厚生労働省は21日、65歳以上の高齢者が今年4月から3年間に支払う介護保険料(月額)の全国平均は5869円と発表した。高齢化の進行で3月までの5514円から355円(6・4%)増え、介護保険制度が始まった2000年度当時の2911円の2倍を初めて超えた。保険料の高い自治体は、東日本大震災で被災した福島県に集中した。7年後の25年度には約7200円、高齢者人口がピークに近づく40年度に約9200円まで上昇するとの推計も明らかにした。25年度には介護職員が全国で約33万7千人不足する見通しという。
65歳以上の保険料は、市区町村や広域連合ごとに決められ、3年に1度見直される。高齢化が一層進み、サービス利用者が増えていることなどが保険料上昇の要因となった。負担の地域差は6800円と拡大した。厚労省が全1571の市区町村と広域連合の保険料(基準額)を集計。月6千円を上回ったのは526カ所で、うち47カ所は7千円超。引き上げたのは1224カ所で、256カ所は据え置いた。90カ所では引き下げており、介護予防の取り組み効果とみられる。
月額保険料の最高は福島県葛尾村の9800円で、同県双葉町の8976円、東京都青ケ島村の8700円が続いた。高額の上位10位までに福島県の7町村が並んだ。15~17年度も同様の傾向がみられたが、厚労省は「避難先での慣れない生活で体の状態が悪化し、要介護認定を受ける高齢者が増えた」としている。一方、最も低いのは北海道音威子府村の3千円。次いで群馬県草津町の3300円、東京都小笠原村の3374円。都道府県別平均では、沖縄県が6854円で最も高く、埼玉県の5058円が最も低かった。
この傾向はおそらく続くでしょうから将来を見据えた何らかの抜本的な改革をしないと介護保険は破綻の危機に瀕するようになるかも知れません。