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コラム

熱いお茶と毎日の飲酒で食道がん?

がん予防

2018年3月9日

熱いお茶と毎日の飲酒で食道がん?

おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘熱いお茶と毎日の飲酒で食道がん?’という報告です。

 日々非常に熱いお茶を飲むお茶愛好家が、毎日飲酒または喫煙する場合、食道がんのリスクが急激に増加する、と研究者らが述べている。45万例超を9年間追跡した前向き研究によって、熱いお茶を毎日飲むことと、日常的な飲酒、および喫煙による食道がんリスクの増加との間の相乗関係に関するエビデンスが提供された。非常に熱いお茶を飲みかつ毎日15g超のアルコールを摂取していた群の食道がんリスクは、お茶を飲む頻度が週に1回未満かつ1日のアルコール摂取量が15g未満であった群と比較し、5倍高かった。加えて、たまにしかお茶を飲まなかった非喫煙者群と比較し、非常に熱いお茶を毎日飲んでいた喫煙者群の食道がんリスクは2倍であった。

「われわれの結果では、高温のお茶を飲むこと、過度の飲酒、喫煙の組み合わせに関連する、食道がんリスクの顕著な上昇が明らかになっている」と同研究者らは記している。「この結果は、過度な飲酒もしくは喫煙する人が熱いお茶を控えることは、食道がんの予防に有益である可能性を示唆するものである」。本試験では、熱いかどうかにかかわらず、お茶のみを毎日飲んでいた参加者における食道がんのリスク増加は示されなかったが、著者らは、「食道粘膜の慢性的な熱傷によって、発がんが開始する可能性がある」ことを強調している。

 過去の研究では、上皮の損傷によりバリア機能が損なわれ、それによって過度の飲酒や喫煙など、その他の因子によるリスクがさらに増加することが示唆されている、と著者らは記している。国際がん研究機関は最近、65度よりも熱い飲料を飲むことを、「おそらくヒトに対して発がん性がある」と分類した、と著者らは指摘している。さらに飲酒と喫煙が加わることにより、「お茶を飲むことと食道がんリスクとの関連が、かなり複雑なものとなる」。

 これはあくまで熱いお茶と飲酒・喫煙が食道がんのリスクになるという報告であり、お茶そのものが食道がんと関連しているというものではありません。以前から言われている様に元々、お酒が弱くすぐに赤くなる方は食道がんの高危険群ですから赤くなりやすい方は飲酒及び喫煙、そして熱いお茶には気をつけたほうが良いかも?知れませんね。

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