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佐藤浩明(さとうひろあき)

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コラム

インフルエンザは空気感染もする?

医療界の新発見?

2018年2月3日

インフルエンザは空気感染もする?

おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘インフルエンザは空気感染もする?’という報告です。

 米国では現在もインフルエンザの大流行が続いているが、さらに悪いニュースだ。これまで、インフルエンザの主な感染経路は感染者のくしゃみや咳で飛び散ったウイルスを含むしぶきを吸い込むことで感染する「飛沫感染」か、ウイルスが付着したものを触ることで感染する「接触感染」のいずれかだと考えられていた。しかし、感染者が呼吸するだけでウイルスが周りに拡散し、同じ部屋にいる人に感染する「空気感染」も予想以上に起こりやすいことが新たな研究で示唆された。

 この研究を実施したのは米メリーランド大学の研究者ら。同氏らは今回、インフルエンザ患者142人に協力してもらい、発症から1~3日目に(1)いつも通り呼吸しているとき(2)話しているとき(3)咳をしたとき(4)くしゃみをしたとき―の呼気サンプル(計218サンプル)を集め、分析した。

遺伝子検査の結果、咳が出ていない状態で採取された呼気サンプルの48%でインフルエンザウイルスが検出された。また、イヌ由来細胞を用いて、感染力を有するインフルエンザウイルスの量を測定したところ、これら11サンプルのうち8サンプルで感染力のあるウイルスが確認された。このことから、咳が出なくてもインフルエンザウイルスの含まれるエアロゾル(空気中に浮遊する粒子)は発生しうることが示唆された。さらに、くしゃみが数回出た場合も呼気サンプル中のウイルス量に変化はなかったことから、くしゃみによる影響もこれまで考えられていたほど大きくはないことが示されたという。

 この研究には関与していない米サンノゼ州立大学の別の研究者は「部屋を隅々まで清潔にし、頻繁に手洗いをし、咳をしている人に近づかないようにするといった対策は、インフルエンザの感染リスクを低下させる上で一定の効果がある」とした上で、「患者が呼吸するだけでインフルエンザウイルスが飛び散ってしまうのであれば、これらの対策だけでは完全に感染から身を守ることはできない」と話している。

 これは今までの常識をある意味、覆す驚くべき発見かも?知れません。でも、インフルエンザは麻疹ほどの感染力は決してありませんから空気感染する可能性があるとしてもそれ程、恐れる必要はないと思われます。最後にも述べられている様に基本的な感染防御策をきちんと行うこと、そしてインフルエンザウイルスが体内に入ることは完全にブロック出ませんから、入ってしまっても発症しない様な免疫力を常時保つ様に気をつける事が一番重要です。これは私自身が患者さんによくお話しする事ですが、‘インフルエンザは誰かからうつされるものではなく、侵入したウイルスを排除できずに発症する疾患だ’という事です。

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