食欲抑制のメカニズム発見?
老眼が治る可能性?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘老眼が直る可能性?’というお話です。
老眼は40歳以上のすべての人に起こり得る代表的な目の疾患です。症状は‘近くのものが見えなくなること’で加齢により水晶体の弾性が減り, レンズのピント調節力が減るために起こります。
さて、今回最近慶應義塾大学の研究チームから‘老眼は治るかも知れない’という画期的な発表がありましたのでご紹介します。どうチームは数年前から老眼の動物モデルの作成を開始して, それには成功。その後に老眼を治す可能性のある薬剤の探索。そこで以前から白内障の予防に使われている薬剤が水晶体硬化を抑制することを見出しました。
次にそれをヒトで確かめることが必要となるのですが, これを証明することが実はかなり難しい。しかし, 同チームは以前にはサプリメントと温熱療法によって老眼が改善する可能性を示しており, それをヒントに研究が行われた。
そして, 大変な試行錯誤の結果, 前述の薬剤で水晶体の調節力低下を予防できることが認められた。それにより将来は老眼予防のための薬剤が開発できる可能性が膨らんでおり, 同大学では今後もそれに向けた研究開発を継続していくとの事です。将来には老眼は予防できる日が来るかも知れません。
*慶應義塾大学眼科学講座教授 坪田一男先生のコラムを抜粋し、一部改変
ちなみに…不思議と私はまだ老眼で困ったことはありません(笑)。中学生以降、近眼となり現在はメガネを使用しておりますが, ちょうど良く近眼も進み, 老眼と折り合いがつくためか, 近くのものが見えなくなることがあまりなく生活出来ています。ただ, これがいつまで続くかは分かりませんが(笑)