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院外処方は院内処方の3倍高い?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘院外処方は院内処方の3倍高い?’というお話です。
内閣官房行政改革推進本部の行政事業レビューで11月16日、調剤技術料が取り上げられた。同事務局は、1処方の平均的な技術料について、院内処方と院外処方で約3倍の差が生じていることを指摘する資料を提出。評価者からは、「なぜ院外だと3倍も払うのか、疑問だ」などの声が提示され、取りまとめとして「薬局の実態として、厚労省の目指すかかりつけ薬剤師・薬局は現時点では少数派で、今の調剤報酬体系のままで目指すことには疑問の余地がある。真に患者のためのかかりつけ薬剤師・薬局を進めるためにも、メリハリのある適正で効率的な調剤技術料の設定を目指すべきではないか」との意見が出された。
厚労省は医薬分業と称して積極的に院外処方を推進していましたが、実は医療費膨大の一因がこの院外処方にあることは一目瞭然で患者負担は3倍にも昇る様です。その一方で我々医師の処方権はなし崩しになり、薬剤師が勝手に効くかどうかも分からないジェネリック医薬品に変更出来る様にしてしまったのです。今後、ここで遡上に挙げられた調剤技術料等は減額の方向に向かいそうです。