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コラム
男性不眠症でうつ病リスク7倍?
2017年11月20日
男性不眠症でうつ病リスク7倍?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘男性不眠症でうつ病リスク7倍?’という報告です。
椙山女学園大学の研究者らは、男性労働者における不眠症とうつ病発症との関連を調査し、不眠症の重症度とうつ病発症との関連を明らかにするため、3年間にわたる研究を行った。
男性労働者を対象に、うつ病と不眠症に関する自己管理アンケートを3年間実施した。うつ病はうつ病自己評価尺度(CES-D)を用いて評価し、不眠症はアテネ不眠尺度(AIS)を用いて評価した。ベースライン時にうつ病でない男性840例について分析を行った。
主な結果は以下のとおり。
・113例にうつ病が認められた。
・分析の結果、ベースライン時に不眠症(AISスコア1以上)であった男性は、うつ病発症リスクが7倍以上高かった。
・さらに、不眠症ではなかった男性と比較し、AISスコア1~3の男性のうつ病リスクは5.2倍高く、AISスコア4以上の男性はうつ病リスクが約10倍高かった。
著者らは「本研究による新たな知見は、不眠症の重症度とともにうつ病発症リスクが増加することであった」としている。
このことは以前から言われていたことで残業時間が長くなれば当然、帰宅時間も遅くなる訳で...毎月、産業医としてお邪魔している企業でも1ヶ月の残業時間の多い社員のcheckをさせられていますが、ある意味それなりの残業時間は常態化している様です。でも、その企業では3ヶ月である程度の時間を超過すると必然的に残業が出来なくなるシステムにはなっている様ですのである意味では良心的な企業なのかも?知れません。
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