味噌で高血圧・脳卒中予防?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘感染するとバカ?になるウイルス’という報告です。
緑色の藻・クロレラ株で増殖が確認されたATCV-1ウイルス。人に感染すると認知能力の低下をもたらすという2014年の論文発表時には、「バカウイルス」という名前でメディアでも多く取り上げられていました。もともと、人には感染しないと考えられていたATC-1ウイルスが人の喉から発見されたのは偶然だったようです。 その後の調査で、口腔咽頭サンプル92人分のうち40人(43.5%)からATC-1が確認され、感染者の脳の視覚情報処理の速度と正確性が統計学的有意に低下していることが判明。また、マウスを使った実験でも、認識・記憶・感覚などの認知領域の能力低下が見られました。また、ATC-1が海馬に影響し、学習能力に関わる遺伝子を書き換えていることもわかっています。
ノロウイルスやインフルエンザなど、感染がはっきりとわかるウイルスもあれば、ATCV-1のようにひっそりと人体に影響を与えるウイルスもまだまだたくさんあると考えられています。できれば「頭の良くなるウイルス」がいいと思う今日この頃です。
私もこんなウイルスの存在は初めて知りました。出来れば感染したくないウイルスですね!