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高齢者の健康は生きがいが左右?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は「高齢者の健康は生きがいが左右?」という報告です。
要介護認定を受けた高松市内の高齢者のうち、7割近くが「生きがいが思いつかない」と考えていることが、市のアンケート調査でわかった。健康な高齢者の6割が「生きがいがある」と回答しており、体の不自由な高齢者の社会参加のあり方が問われる結果となった。
アンケートは2~3月に実施。健康な65歳以上の3000人と、65歳以上で要介護1~5認定を受けた2800人、40~64歳の1000人の計6800人に郵送し、51・9%から回答を得た。
その結果、「生きがいが思いつかない」という回答は要介護認定を受けた高齢者が68%で、健康な高齢者(37%)の2倍近くに上った。また、地域のイベントなどに「参加したくない」という回答は62・5%に上り、「ぜひ参加したい」「参加してもよい」の計26・7%を大きく上回った。友人・知人と会う頻度も「ほとんどない」が49・6%、過去1か月で会った人の数も「0」が39・8%。自身の幸福感を10点満点で評価してもらうと、平均で5・33点で、健康な高齢者(平均6・92点)との間で落差がみられた。一方で、「生きがいがある」という高齢者は、理由として▽子供や孫の成長や交流▽趣味▽友人との交流――などを挙げた。市長寿福祉課は「家族や友人ら、人と話す機会を多く持つことが大切」と分析する。
「家から連れ出して友達づくりを進めてほしい」「交通手段を充実させて、老人が自由に集えるところがほしい」など、居場所づくりを求める自由意見もあった。同課の担当者は「『コミュニティセンター』や集会所などを提供しているが、更に充実させる必要がある。調査結果を分析して、高齢者の健康や福祉計画をつくりたい」と話している。
長寿の方々を調べた別のデータによると長寿の秘訣は友人の多さだったというものもあります。元来、それ程力もない我々人類が生き延びて来た最大の要因はそれぞれが協力しながら生活してきたお蔭であるとことも知られています。今回の報告で「生きがいがある」という高齢者に共通しているのも身内や友人との交流や趣味などが上げられています。今後、益々超高齢化社会を迎える日本では各人が健康長寿を目指すには他者とのコミュニケーションを取るように心がけることはとても大事な様です。
クリニックに飛来した第二陣のツバメ...今、子育て真っ最中の様です。二家族目の雛が顔を出すのももうすぐです!