マイベストプロ福島
佐藤浩明

消化器内科専門医で「内視鏡検査」のプロ

佐藤浩明(さとうひろあき) / 内科医

さとうクリニック内科・消化器科

コラム

運動だけでは減量出来ない?

2017年4月28日

テーマ:ダイエットの秘訣

コラムカテゴリ:医療・病院

おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は「運動だけでは減量出来

運動だけでは減量出来ない?

ない?」という報告です。
 運動だけでは減量しない?(16/02/12 Care Net)
 今回発表されたこの新しい研究結果は、「より多く運動することは体重減少に役立つ」という一般的に抱かれている通念に対して、疑問を投げ掛けるものである。Current Biology誌で報告された本研究では、より長くジョギングをしたり、ジムでより多く汗を流すことで体が高い活動レベルに適応し、それ以上のカロリー消費を抑えてしまう可能性を示唆している。
 本研究者らは、「本研究で示された結果は、減量や体重維持を図るならば運動は食事療法と一緒に行うべきだ、ということをあらためて認識させるものになるだろう」と述べている。「運動が心身の健康維持に重要であることを示すエビデンスは多数あり、われわれの研究は、決してそのメッセージを変えるものではない。とりわけ体重を管理したり、不健康な体重増加を予防、改善するためには、食事療法にも注目する必要があることを付け加えるものである」と、本研究を指揮したニューヨーク市立大学の研究者は言う。本研究の結果、より運動することは、測定可能なエネルギー消費量のわずかな増加につながることが示され、この関連性は軽度、あるいは中程度の運動を行った群で、最も強かった。一方、最も激しい運動を行った群のエネルギー消費量はプラトーに達した。身体活動レベルが中程度の群は、座っていることが多い最低レベルの群よりも、エネルギーを約200kcal多く消費していた。しかし、最も激しい運動をした群では、エネルギー消費において、それに見合う効果が得られなかったようであった。「最も身体活動レベルが高い群の1日のカロリー消費量は、中程度群と同程度であった」と、同氏は話す。しかし、と同氏は言う。「過去に、タンザニア北部に古くからいる狩猟採集民族の人々は信じられないくらい活動的で高い活動レベルであるにもかかわらず、彼らの1日のエネルギー消費量は、米国やヨーロッパの、座っていることが多い現代的なライフスタイルの人と同程度であった」。
 同氏は、本研究で「運動と食事療法は2つの異なる手段であると考える必要がある。運動は、心臓の健康を維持するなど、さまざまな利点がある。そして、食事療法は、体重管理をするうえで、より良い手段になる」と彼は述べている。
 確かに自分自身も現在、約25000歩ほどのwalkingを連日してはいますが、体重はある一定レベルから減らなくなりました。ただ、体脂肪率はここ2年余りで減少し、筋肉はついたと思います(笑)今までの経験からそれなりの負荷の運動をするとある程度、体重は減りますが...ある時期を過ぎるとそれ以上体重減には繋がらないということは実体験からも感じています。人それぞれに適正体重というのものがあると私は感じていますからそこに到達するとそれ以上に減らすのは健康上も宜しくは無いのでしょうからある年齢以上になったら自分の適正体重を維持することが重要なのかも?知れませんね!

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