「逆パワハラについて書いてください」と依頼が来ました

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:心のあり方のヒント

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先日。
株式会社アストラさんから、
特集記事の取材依頼をいただきました。

テーマは、「逆パワハラ」。

……逆。

( ̄▽ ̄;)

「パワハラについて取材させてください。」

なら、「ああ、なるほど。」となります。
でも、「逆パワハラ」。

一回、頭の中で、
「逆」にしてみる。

上司から部下。

……の逆。
部下から上司。

なるほど。
なかなか、ややこしいテーマ。
ですが、最近とても増えたテーマです。

「逆」って、どっち向き?

パワハラというと、

上司が部下を怒鳴る。
無理な仕事を押しつける。
みんなの前で叱る。

そんな場面を思い浮かべる人が多いと思います。

ところが、
役職では上にいる管理職が、

部下から無視されたり、
侮辱されたり、
必要な情報を共有されなかったりする。

これが、
いわゆる「逆パワハラ」です。

上司だから強い。
役職が上だから平気。

……そんなことはありません。

肩書きが「課長」でも、
心臓まで課長仕様にはなりません。

無視されたら、
普通にへこみます。

情報が来なければ、
普通に困ります。

そして、
「部下からやられています。」
と相談するのも、
なかなか勇気がいります。

だって、上司ですから。

でも、「部下が悪い」で終わらない

今回の特集で、
私が話したのは下記などの事例。

「部下が報告してくれない。」

という相談とか。

「それは部下の問題ですね。」
で終わらせれば、話は早い。

早いけれど。

たぶん、
何も解決していません。

報告する仕組みはあるのか。
必要な情報は共有されているのか。
仕事量はどうなのか。
組織体制はどうなっているのか。

そして、
「実際に起きたこと」と、
「私はこう思った」が、
ごちゃ混ぜになっていないか。

そこを整理していく。

今回掲載された記事も、

「感情・事実・制度を整理する産業カウンセリング」

という視点でまとめられています。

人間は、空白があると勝手に話を作る。

これ、職場でもよくあります。

「メールの返信がなかった。」

ここまでは事実。

ところが、
「無視された。」になる。

そのうち、
「私のことが嫌いなんだと思う。」になる。

さらに、
「きっと周りにも悪口を言っている。」まで行く。

……まだ何も確認してません。

人間の脳って、
空白があると、
勝手にストーリーを埋めます。

しかも、
不安なときほど、
だいたいロクでもない方向に。

映画なら伏線。

職場なら、
ただの思い込みかもしれません。

だから、
感情は大切にする。

でも、
事実は事実として確認する。
この切り分けが大事になります。

逆パワハラの現状

今回は取材。

質問されて、
答えて。
また聞かれて、

答えて。
……現実の現場状況をしゃべりました。

現状を聞いた皆さま。
……頭を抱えました。

「いま、そんな状況なんですか??」

そして後日。

文章になって戻ってきました。


「おお。」
となります。

自分が話したことが、
ちゃんと文章になっている。

しかも、
自分では書いていない。
なんだか、不思議です。

「私、こんなこと言ったっけ?」

届いた原稿を確認します。
内容をチェック。
言い回しをチェック。

「ここは、こういう意味です。」
「ここは、少し違います。」

そんなところを確認して、
必要なところに手を入れる。

そして、掲載へ。

普段のブログなら、
思いついたことを、
自分の好きなように書いています。

でも今回は、
自分が話したことが、
誰かの手によって文章になる。

それを、
今度は自分が確認する。

この流れが、ちょっと面白い。
そして、ちょっと緊張する。
だって、会報誌になるんですから。

そして、ちゃんと載りました。

令和8年7月15日発行。
「産業カウンセリング」No.425。
一般社団法人日本産業カウンセラー協会の会報誌です。

ページを開く。

……いました私。

ちゃんと、いました。

( ̄▽ ̄;)

自分が話したことが、
文章になって。

確認して。
手を入れて。
会報誌になっている。

なんとも、
不思議な感じです。

パソコンの中にいた言葉が、
紙の上に出てくる。

文章、出世しました。

「取材させてください」と言われるのは、やっぱりうれしい。

ブログを書いていると、
自分でテーマを探します。

今日は何を書こう。
何を伝えよう。
どう書こう。

そんなことを考える。

でも今回は、
向こうから、
「このテーマについて取材させてください。」とやってきた。

これ、やっぱりうれしいものです。

これまで産業カウンセラーとして、
職場の相談に関わってきた。

その経験について、
「話を聞かせてください。」と言っていただける。

仕事をしていると、
売上とか、
人数とか、
数字で見えるものに目が行きます。

でも、
こういう依頼も、
積み重ねてきた仕事の一つの形なのかもしれない。

そんなことを、
ちょっと思いました。

仕事って、思わぬところからやってくる。

今回、
ご依頼くださったのは、
会報誌の制作を担当されている、
株式会社アストラさん。

発行元は、一般社団法人日本産業カウンセラー協会。

その会報誌の特集で、
「逆パワハラ」というテーマをいただきました。

取材を受けて。
話して。
文章になって。
確認して。
掲載される。

自分で全部書いたわけではないからこそ、

「こういうふうに文章になるんだ。」

という発見もありました。

普段ブログでは、
人間のややこしさを、
あれこれ書いています。

仕事では、
その「ややこしさ」を、
整理する側にいる。

……結局、
見ているものは、
同じなのかもしれません。

ということで、コラムが掲載されました。

今回は、
「逆パワハラについて取材させてください。」
というご依頼から始まりました。

取材を受けて。
記事になった文章を確認して。
必要なところを修正して。

そして、
会報誌に掲載。

こうして、
自分が関わった仕事が、
一冊の会報誌になりました。

「コラム、掲載されました。」

逆パワハラというテーマも、
単純に、

「部下が悪い。」
「上司が弱い。」

という話ではありません。

感情。
事実。
業務。
組織。

いろんなものを整理していくと、
個人の問題に見えていたものが、
実は職場の仕組みの問題だった、
ということもあります。

だからこそ、

「誰が悪い?」の前に、「何が起きている?」を見る。

今回の特集では、
そんな視点について、
お話ししました。

そして。
実際に掲載されたものを見ると、
やっぱり、うれしい。

自分の仕事が、
誰かの手によって文章になって、
一冊の会報誌になる。

こういう経験も、
仕事を続けてきたからこそ、
いただけたものなのかなと思います。

ということで。
今日は、
「コラム、載りました。」
のご報告でした。

さて。
次は、
どんなテーマで取材が来るのか。

……できれば、
もう少し平和なテーマでも大歓迎です。
産業カウンセラー協会会報誌

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鎌田千穂
専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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