議論は、相手を変えるために始まり、意地を守るために終わる

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:心のあり方のヒント

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SNSを開く。
誰かが政治の話を書いている。

コメント欄を見る。
……今日も元気に戦っています。

( ̄▽ ̄;)

意見より、
人格が飛び交っています。

「バカ。」
「無知。」
「洗脳されてる。」
「お前こそ。」

もはや政策ではありません。
・・・プロレスです。

「正しい」は、最強の武器になる

面白いことがあります。

「私は正しい。」

そう思った瞬間から、
人は相手を説得しようとします。

説得できないと、
今度は否定します。

否定してもダメなら、
人格まで攻撃します。

不思議ですよね。

最初は政策の話だったのに、
話の中身は開始3分で退場。

あとはプライドの延長戦。
最後は親の仇みたいになっています。

( ̄▽ ̄;)

人は「意見」を守っているんじゃない

本当に守っているのは、
自分です。

政治。
宗教。
野球。
アイドル。
推し。

どれも同じ。

意見が否定されると、
自分自身を否定された気になります。

だから怒る。

次に、怒りが一定量を超えると、
改行は絶滅。

( ̄▽ ̄;)ハハッ

スマホの画面いっぱいに、
文字が津波のように押し寄せてきます。

親指が「既読」を拒否。

( ̄▽ ̄;)

SNSは「勝負する場所」になってしまった

本当は、
「私はこう思う。」
それだけで終わる話。

でもSNSは違います。

議論しているつもり。

でも脳内では、
ゴングが鳴っています。

カーン!

( ̄▽ ̄;)

「勝つ。」
「負ける。」
「論破。」

いつの間にか、
判定勝ちを狙う人。
KOを狙う人。
観客席からヤジを飛ばす人。

リングの外なのに、
全員タイトルマッチ。

正しい人ほど、熱くなる

ちょっと皮肉ですが、
「正しい」と思っている人ほど、
怒ります。

だって、
自分が正しいなら、
相手は間違っていることになります。

だから、
「この人を救わねば。」

そう思った瞬間、
相手も同じことを考えています。

その使命感は、とても立派。

でも、
受け取る相手には、
ただの圧力になることの方が多い。

人は「事実」ではなく、「立場」で読む

他にも面白い傾向がある。

それは、
同じ文章でも、

「誰が言ったか。」
「どっち側か。」

それだけで評価が変わること。

内容より、
肩書き。

事実より、
味方か敵か。

脳は思っている以上に、
省エネで判断しています。

だから、
最後まで読まずに怒る人もいる。
タイトルだけでコメントを書く人もいる。

本文は今も「続きを読む」で立ち尽くいています。

( ̄▽ ̄;)

人間の脳は、白黒にしたがる

本当は、
賛成だけど全部じゃない。
反対だけど一部は分かる。

そんなグレーが一番多いはず。

でも脳は面倒くさがり。

白。

黒。

敵。

味方。

その方が考えなくて済みます。

だから、
SNSではグレーな人ほど目立ちません。

まとめ

SNSを見ていると、

「人は意見で争っている。」

そう見えがち。

でも、
本当にぶつかっているのは、

意見ではありません。
「自分は正しい」と信じたい気持ち同士です。


だから、
議論は終わらない。

相手を変えようとするほど、
相手も変わらなくなる。

だから議論は終わりません。

相手を変えようとしているようで、
自分が負けていないことを確認しているだけ。

人間の脳って、
ときどきアップデートより、
意地の保存を優先します。
保存だけは、自動です。


( ̄▽ ̄;)

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鎌田千穂
専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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