安心した瞬間に、人は判断を間違える。——“大丈夫”の落とし穴

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:心のあり方のヒント

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一番ミスるのは「危ないとき」じゃない

人は、危険を感じているときは意外と慎重になる。

足元を見る。
周囲を確認する。
違和感にちゃんと反応する。

問題はその逆。

「もう大丈夫」と思った瞬間。

ここで、一気に雑になる。

終わりかけに、やらかす

良くあるのは、作業が終わりかけたとき。

「よし、終わった」

その瞬間に限って——
やらかす。

送信ボタンを押したあとに気づく誤字。
最後の一行だけズレてる資料。
確認した“つもり”の数字ミス。

これ、全部同じ。

安心した瞬間、精度が落ちる。

“安心”は集中力を外す

下記は全部同じ仕組み。

・慣れた道での事故
・作業終盤でのミス
・「確認したつもり」での見落とし

“安心”の成せること。

緊張が切れた瞬間、
脳はリソースを手放す。

確認しない。
疑わない。
流れで進める。

つまり——

安心は、集中力を外すスイッチになる。

人は「終わりかけ」で崩れる

最初は丁寧。
途中も慎重。

でも最後。

「もう終わるし」
「ここまで来たし」
「大丈夫でしょ」
「これくらいでいいか。」

この一言で、精度が落ちる。

仕事でも、運転でも、人間関係でも同じ。
終わりかけが一番危ない。

“慣れ”は強力だけど、雑さも連れてくる

同じことを繰り返すと、人は速くなる。

でも同時に、
確認を省略し始める。

・前は見ていたポイントを見なくなる
・例外を想定しなくなる
・「いつも通り」で片付ける

色んな所でショートカットも発生。

これが続くと、
ある日いきなりズレる。

そして思う。

「なんでこんなミスした?」

答えは慣れたから。

“安心”は悪じゃない。でも扱い方がいる

安心すること自体は大事。

でも——

安心したときほど、一つだけ確認を残す。

・最後に一回だけ見直す
・一呼吸だけ置く
・「本当に大丈夫か?」を一度だけ挟む
・メールは一日置いて送信


それだけで、
大きなミスはかなり防げる。

最後に

人が一番判断を間違えるのは、
危険なときじゃない。
「もう大丈夫」と思ったとき。

とはいえ、いつまでも気にしているのはちょっと違う。

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鎌田千穂
専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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