悲劇の主人公スイッチON:孤独感を感じやすくなる時期
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
目次
昭和時代の社会との関わり方が現代の組織形成の基本
今回は昭和時代の「社会との関わり」を振り返ります。
そのことで、社会とのつながりや人間関係構築のヒントについてお話しします。
昭和の時代には、今も参考になる貴重な社会との関わり方や価値観がぎっしり。
それでは、さっそく学んでいきましょう!
1. 地域イベントの盛り上がり:コミュニティの一体感
昭和時代の日本では、地域イベントが非常に盛んでした。
例えば、「町内の祭りで、町民全員が浴衣を着て参加し、子どもたちが「屋台ゲーム」で競い合っていた」というエピソードがあります。
とはいえ、盆踊りも本来の意味からかけ離れているので、また別のコラムでお話します。
地域イベントは、社会とのつながりを深める大切な機会でした。
現代でも、地域イベントやボランティア活動に参加することで、コミュニティの一体感を感じることができます。
2. 地域のネットワーク:助け合いの精神
昭和時代には、地域での助け合いの精神が根付いていました。
例えば、隣人が急な用事で家を空ける際に、家の世話をし合うのは当然。
誰かが旅行に行くと家の鍵を預かってもらうことや連れていけないペットの世話をお願いするなどがありました。
現代では、有料サービスがあることから、あまり考えられないことですよね。
ただ、戦後の復興経験者も多く、助け合い精神が育まれています。
何かあったときの地域ネットワークを築き、助け合いの精神を大切にすることで、社会とのつながりを深めることができます。
3. 家族単位での社会貢献:共同の目標に向かって
家族単位で暮らしていた昭和時代はしっかりとした地域社会がありました。
地域の人々はそれぞれの家族の構成を知っているくらいの付き合い。
冠婚葬祭は地域で仕切ることも当たり前でした。
また、年頃の子どもがいると縁談を持ち込む気の良いお節介のご近所さんの存在。
親もそうしたご近所さんに悩みを相談したものです。
現代では、お金を払ってサービスを提供する時代となりました。
過去は過去として、今ある家族や友人と共に社会貢献活動に取り組むことで、共同の目標に向かって絆を深めることができるのです。
4. 社会問題への関心:問題解決に向けたアプローチ
昭和時代には、社会問題に対して積極的に関心を持ち、問題解決に向けたアプローチが取られていました。
町内のゴミ問題に対して、住民全員で清掃活動を行い、美しい街づくりに貢献していること。
そのことで、孤立や孤独な方々の安否確認も合わせて行われていました。
今でも残っている地域があるのではないでしょうか。
社会問題に対して関心を持ち、問題解決に向けて行動することで、社会に貢献することができます。
5. お年寄りの知恵:世代間のつながりを大切にする
昭和時代の社会では、年配者の知恵や経験が大切にされていました。
おじいちゃんが地域の伝統行事を教えたり、家族にアドバイスをすること。
洪水や地震の被害でどんな事をしていたのか、津波の話では何処まで水が来たから◯地点まで急いで逃げるようになど、大切な知恵が受け継がれていました。
現代でも、世代間のつながりを大切にし、年配者からの知恵や経験を取り入れることで、より良い社会との関わりを築くことができます。
終わりに
昭和時代の「社会との関わり」には、社会との関係を築く上で参考になる多くのヒントが含まれています。
- 地域イベントへの参加
- 地域ネットワークの構築
- 家族単位での社会貢献
- 社会問題への関心
- 世代間のつながり
昭和時代とは関わり方やつながりは変わりました。
現在、NHKで名の知れる日本放送協会は、南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さについてクローズアップしています。
放送法に基づき1950年に設立された、日本の公共放送を担う総務省情報流通行政局放送政策課所管の特殊法人。
国営放送がどうして注視する情報発信をしているのか。
過去の情報を持っているからこその有識者たちとの見解があるからではないでしょうか。
昔話を知る機会が失われる今だからこそ、現代には現代なりの社会との関わりをより良く築くことに意識を向けることが大切だと考えています。
次回は、盆踊りについてお届けします。
お楽しみに!