部下に仕事をまかせられない上司②「仕事のまかせ方」

岡本陽

岡本陽

テーマ:いい上司になるために

管理職育成コンサルタントの岡本です。

前回のコラムで「何故、部下に仕事をまかさないといけないか」の話をしましたので、今回は、どの様に任せるかについてお話したいと思います。


部下への仕事の任せ方の大原則は「任せたら口を出さない」です。

ですが、これは出来そうでできません。

口を出してしまうのが常です。
しかも、それを自分自身が気づいていない場合が多いです。

部下に仕事をまかせるためのポイント!


ポイント1
全体像を教える

例えば、「この件は新規プロジェクト計画のものだ」とか、「月次報告会議の場で発表する内容になる」など、部下がする仕事の全体像を教えてあげる事が重要になります。
これは、任せる仕事の目的を教えるだけでなく、あなたがどんな仕事をしているのかを教える事につながります。


ポイント2
最終のアウトプット形をイメージさせる

全体像を示した後に、アウトプットの形をイメージさせたください。
例えば、「前月の報告書」や「別プロジェクトの計画書」です。
さらに重要なのは、仕事をする途中で使用する「作業(中間)ファイル」や「半製品」も見せる事です。


ポイント3
役割の範囲を伝える

「私の代わりに〇〇の報告書を提出できるレベルのものを作成して」や「プロジェクト計画のデータとそのエビデンス(出展など)をそろえてほしい」や「○○円の範囲で決めて」など具体的な内容を伝えることが重要です。


ポイント4
逐一の報告を“要求しない“

これは「え?」と思われる事が多いのではないでしょうか。
部下にとって逐一の報告をもとめられると任されているという印象にはなりません。
あまりに多頻度の報告を求めてはいけません、報告を受けると、指示や指導をしたくなってしまうはずです。
もちろん、部下の成熟度によります。でも、あなたが考えている以上に「報告」が負担になっている場合が多いです。


このポイントを振り返り、部下に仕事をまかてみてはどうでしょうか。

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岡本陽
専門家

岡本陽(経営コンサルタント)

IMソリューションズ株式会社

会社の利益を残す仕組を作るコンサルティングと利益を出すための行動を教える研修を行います。他の管理職研修と異なるのは「利益を出すための“行動“を教える研修」であり、利益を意識した人材の教育を行います。

岡本陽プロは愛媛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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