英検1級道場-帰国子女中学1年生奮戦す! 英検1級合格体験記
2026年度第1回で2度目の英検1級合格を果たした受講生から体験談が届きました
英検1級合格は1回でもけして簡単ではありません
さらに2度目の合格には、1回目以上の苦労が生じます
合格して当然と思われる試験に再度挑むのは勇気がいります
また、どこかで油断も生じます
そうした葛藤を乗り越えて複数回の合格を果たすことには大いに意味があります
今回の体験記は英語力向上を常に心がける受講生の一人であり、
続けて結果を出したことに敬意を表します
<英検1級2度目の合格体験記>
石の上にも3年
このたび、英検1級に2回目の合格をいただきましたこと、本当に光栄です。
4年間もご指導いただいている山中先生に、心から感謝しています。
「昔から英語が得意だったの?」と、よく聞かれます。
本当は、中学時代は英語が大の苦手でした。
高校に上がると、英語が嫌いだとは言っていられなくなりました。
ところが、どこから手をつけていいのかわかりません。
困った私に、通っていた学習塾の熱血先生がおっしゃいました。
「薄い本でいい。好きな受験用の問題集を一冊、ページの隅々まで暗記するほど繰り返せ
」
この言葉で、落ち着きました。
あれこれ手を出さないで、ひとつひとつ知識を積み上げなさい、ということだったのでしょうか。その通りにしているうちに、高校の3年間をかけて、いつの間にか英語が得意科目へと変わっていきました。
この経験は、「慌てず一歩ずつ進んでいけば、不可能は可能になる」という自信につながりました。
時は流れて娘と息子が高校生になった時、悔いのないよう勉強を頑張って欲しいと思いました。
「勉強しろ」とお説教するよりは一緒に勉強してみようと思い立ち、昔、2級を取ったまま忘れていた英検に、挑戦しようと思ったのです。
準1級はどうにかなったものの、初めての1級試験は当然、不合格になりました。
英検バンドはG-3、単語など、見たことのあるものがほとんどありません。
高校生の時のように、どこから手をつけて良いかわからず、山中先生の道場に駆け込みました。2022年2月のことでした。
山中先生には、合格のためにやるべきことを示していただいたおかげで、迷いなく勉強に集中できました。
宿題は何があってもやると決め、資料を持ち歩いては、スキマ時間を全て、勉強に充てました。
先生が紹介してくださる課題の内容から、みんなが知らないような雑学を仕入れるのも楽しいことでした。
その後2回ほど足踏みして、ほぼ1年後にようやく合格。
二次試験に挑戦するも、4回落ちて、「一時試験免除期間」を過ぎてしまいました。
家族も、「今回はどうだった」と聞くのを憚っている様子です。
しかし、この時点で息子は高校2年生。あきらめている姿を見せるわけにいかないと、一次試験を受け直して5回目で合格。
2024年3月のことでした。
合格した最後の回で覚えていることは、「開き直った」ことです。
スピーチを2分間に収めようとして慌てたり、早口になったりするよりは、自分のペースで話せばいいやと思ったのです。そう思ったら肩の力が抜けて、結果合格しました。
やはり、トータルで3年、頑張ったことになります。
合格がわかった日、ソファにへたり込んでいますと、部屋から転がり出た息子が静かに隣に座り、よかったねと言ってくれました。
高3に上がる春休みのことで、受験本番を迎える息子に、何かを伝えられていれば良いなと願ったのを覚えています。
自分をまだ信じられず、先日、2回目の1級受験に挑戦しました。
二次試験で「どんな気分か」と尋ねられ、「I’m exited!」と大風呂敷を広げますと、試験官が笑い出しました。
「日本人はみんな、nervousというけどね。あなたエキサイトしてるの(笑)!」
私は単に前向きな単語を使おうとして、excitedという言葉を準備していただけだったのですが、想像もしていなかった返答が口をついて出て、自分に対してびっくりしました。
「はい、私はこの場に来るために、精一杯の努力をしました。その成果をお見せできるのがexitingです!」
この後、試験はとても和やかでした。
私の答えは「少しは頑張りを認めてよ」という、自分自身の心の声だったのかもしれません。試験場を出てから、「たまには自分を褒めてもいいのかな」と、苦笑しました。
こうして思い返しますと、「石の上にも3年」という言葉は、本当に的を射ているなと思います。支えてくださった方々への感謝、英検がくれたささやかな自信、英検の勉強で得た知識や少しの英語力を、また次の3年間に活かせたらと思います。
山中先生、改めて心から、ありがとうございました。


