英検1級道場-5級から1級までの全受験歴を見ればわかる! 2級→準1級→1級には「巨大な壁」がある

山中昇

山中昇

テーマ:道場のレッスンはこんな感じです

肩車して壁を乗り越える
09/23の記事で、英検1級に5回合格している高校2年生H.S.様を紹介しました。
「英検1級に5回合格しているスーパー高校2年生と対談します!」
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5236154/☚これです

H.S.様は現在、公立高校2年生。小学校・中学校も公立で、海外経験はありません。
英検1級道場では約6年半、マンツーマンレッスンを続けています。

今回は、この受講生の5級から1級までの受験歴を改めて眺めてみました。すると、とても興味深いことが見えてきます。

受験歴は次の通りです。
5級 2017-2 合格
4級 2017-3 合格
3級 2018-1 合格
準2級 2018-2 合格
2級 2018-3 合格

驚くべきことに、5級から2級までは一度も足踏みしていません。 受験するたびに合格し、その次の回には一つ上の級を受験して、また合格。 5級→4級→3級→準2級→2級と、一直線に駆け上がりました。

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ところが、ここから状況が一変します。
2級から準1級――3連敗して4回目で合格

2級には小学3年生で合格しました。
しかし、準1級になると、それまでのようにはいきません。3回不合格。4回目の2020-1でようやく合格。

5級から2級までは毎回合格していた受講生が、準1級では3回続けて跳ね返されたのです。
これだけでも、2級と準1級の間には大きな壁があることがわかります。

しかし、さらに高い壁が待っていました。
準1級から1級――7連敗して8回目で合格 準1級には合格したものの、1級には歯が立たない――。

この状況で、英検1級道場でのレッスンを始めました。
そこからも簡単ではありませんでした。1級は7回連続で不合格。8回目の2022-3で、ついに初合格。

never give up

時間はかかりました。
しかし、ここで終わらなかったところが、この受講生のすごいところです。
1級初合格後、さらに4回合格

普通なら、英検1級に一度合格すれば、「やっと終わった!」と思うでしょう。しかし、この受講生は違いました。

合格後も勉強を続け、1級を受験し続けました。その結果、
2022-3 1回目合格
2023-1 2回目合格
2023-3 3回目合格
2025-2 4回目合格
2026-1 5回目合格

現在、高校2年生で英検1級5回合格。しかも、単に合格ラインを越えるだけではなく、高得点で合格できる力をつけています。

並べてみれば事の次第が一目瞭然です
5級 → 4級 → 3級 → 準2級 → 2級 すべて次の回で合格

ところが、
2級 → 準1級 3連敗 → 4回目で合格

さらに、
準1級 → 1級 7連敗 → 8回目で合格

この受験歴は、非常に多くのことを教えてくれます。
2級―準1級―1級の間には、巨大な壁があります。

英検協会も、各級の目安を2級=高校卒業程度、準1級=大学中級程度、1級=大学上級程度としています。(英検公式サイト)

級の名前は「2級→準1級→1級」と一段ずつ上がっているように見えますが、実際に求められる英語力は単純な階段ではありません。

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しかも、2024-1から英検は大きく変わりました
2024年度第1回から英検の問題形式がリニューアルされました。

特に1級・準1級・2級では、ライティングに英文要約問題が加わり、従来の英作文と合わせて2題になりました。

単に単語をたくさん覚え、長文問題の正解を選ぶだけではありません。
英文を正確に読み、重要な情報を見極め、それを限られた語数の英語で再構成する力が求められるようになりました。

英検協会も、このリニューアルについて、知識・技能だけでなく「思考力、判断力、表現力等」の育成を踏まえたものだと説明しています。(https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/)

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さらに2025年度からは、準2級と2級の間に「準2級プラス」が新設されました。
興味深いことに、英検協会自身が新設理由の一つとして、準2級と2級の間にある「高い壁」を挙げています。

過去の受験者データでは、5級から準2級までは各級合格までがおよそ1年なのに対し、準2級合格者が2級に合格するまでには約2年近くかかっていたとしています。(https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2025/pdf/20250418_info_eikenp2plus.pdf)

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つまり英検は今、昔以上に、一段一段、本物の英語力を積み上げていくことが必要な試験になっています。

1級まで行けば、しっかりした「足腰」ができる
私は、この受講生の歩みでもう一つ重要なのは、1級に合格した後だと思っています。

初めて1級に挑戦したころには、まったく歯が立たなかった。7回落ちた。それでも勉強を続けた。そして8回目で合格した。
その後は、さらに4回合格しています。
つまり、一度だけ偶然合格したのではありません。長い時間をかけて、1級で戦える英語の「足腰」そのものを作ったのです。

ここまで来れば、1級合格はゴールではありません。
英語のニュースを読む。
英語の放送を聞く。
社会問題について英語で考える。
自分の意見を英語で表現する。
さらに上へ進むための土台になります。

英検1級道場は「一度合格して終わり」の学びの場所ではありません
英検1級道場では、一人ひとりの弱点を見ながら、マンツーマンで学習を続けています。

今回紹介した受講生も、準1級には合格したものの、1級には歯が立たないところからレッスンを始めました。

そこから約6年半。すぐに結果が出たわけではありません。
それでも、単語、読解、リスニング、英作文、要約、そして2次試験対策を一つずつ積み重ねてきました。その結果が、英検1級5回合格。

私は、「誰でも短期間で1級に合格できます」とは言いません。
しかし、正しい方法で、自分の弱点と向き合い、必要な勉強を粘り強く積み重ねれば、英語力は確実に変わっていきます。

準1級には合格した。でも1級には歯が立たない。そんなところからでも構いません。 英検1級道場で一緒に勉強し、まずは1級合格を目指す。
そして合格した後も勉強を続け、「1級に合格した人」から「1級に何度受けても通用する英語力を持つ人」へ。
今回の受講生の6年半の歩みは、その一つの実例です。

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算90回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

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