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コラム
英検1級道場ー英検1級単語問題‐the benefit of the doubtの使い方-疑わしきは罰せずー法治国の原理
2021年9月12日 公開 / 2021年12月2日更新
下記は、英検1級2001-1の大問1(単語問題)の26番です。
(26) Dave's excuse for missing class-that he couldn't find his homework was difficult to believe, but the teacher gave him the benefit of the ( ) and didn't lower his grade.
1 fact 2 question 3 truth 4 doubt
正解は4番。
the benefit of the doubt という表現で示す考え方です。
直訳すると、疑問の利点。一般的には、「疑わしきは罰せず」と訳されます。
日本のような法治国家では、裁判所で有罪判決を受けない限り、無罪放免されるということです。
あらゆる状況証拠が被疑者が限りなく怪しいことを示していても、決定的証拠がなく、裁判で有罪判決が下されない限りは、無罪です。
怪しいから有罪ということはありえません。
これが、日本のような法治国家の原理原則です。
罪刑法定主義とも呼ばれます。
これはたいへんに重要な原則です。よく理解しておく必要があります。
ちなみに、刑務所は Prison 。これは懲役刑の有罪判決を受けた人が収監される場所です。
拘置所は、裁判が確定するまで容疑者が逃亡しないように拘置される場所です。
つまり、拘置所にいる人は犯罪者ではありません。
拘置所は英語では、detention center と言います。
有罪判決を受けた人は、convicted や criminal と呼ばれます。
判決が出ていない容疑者は、suspected です。ciriminalではありません。
この人たちは無罪放免になる可能性があります。
英検1級、準1級の単語集には、このような法律に関する用語が多数出てきます。
読解問題にも、頻出するので、しっかりおさえておきましょう。
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