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英検1級道場ー日本語になじまない英語表現②

2021年1月19日 公開 / 2021年3月3日更新

テーマ:英検1次試験に関する情報

コラムカテゴリ:スクール・習い事

今回の文例は、2016年第一回準1級リスニングパート2(C)です。

A group of American soldiers forced Secord's family to let them stay in their house.

Secordさんというカナダ人女性が勇敢な行動をしたことで、カナダ、イギリス連合軍がアメリカ軍を打ち破り、救国の英雄になった話です。
そしてこれはアメリカ軍がカナダに侵攻し、Secordさんの家に行った時の話です。

これまで200人以上の受講生にこれを読ませたときに、一回で正解を得た人はいません。
私たち日本人は letというのが使役動詞と呼ばれるものであり、ヘンな日本語になりますが、

”だれだれをどうこうさせる”

ということは全員知っています。

しかしこのように応用されると途端にわからなくなり、文意を誤解してしまうのだということがよくわかります。
なぜこうなるかというと、使役動詞のような使い方が日本語にないからだと言って差し支えないと思います。

全員が

”アメリカ軍の兵隊達がSecordさんの家にやってきて、Secordさん達におとなしく家にいろ、と命令した。”

このように解釈します。

しかし正解は、

”アメリカ軍の兵隊たちがSecordさんの家にやってきて、自分たちをその家に滞在させるように言った”

です。

映画の一シーンでいうとこんな感じです。

”アメリカ兵の一団がやってきて、Secordさん達に銃をつきつけ、「騒ぐんじゃねぇ、おとなしくしろ。今日からこの家は俺たちが司令部として使う。変なことをしたらぶっ殺すぞ」”

こういうシーンなのです。
すなわち、let them stay の them はアメリカ兵、in their house の their はシーコードファミリーなのです。

私たちは、学校で使役動詞を学んでいますが、こういった使い方をされると全く理解できません。
もし、受講者の解釈が正しいなら、let them は不要であり、下の文章になるのです。

A group of American soldiers forced Secord's family to stay in their house.



関連記事はこちらです↓

日本語になじまない表現 ①    https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5075284/

日本語になじまない表現 ③    https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5075291/


今日はここまで。


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この記事を書いたプロ

山中昇

自ら英検1級合格を続ける英語指導者

山中昇(英検一級道場)

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