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菅野昭子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

周りの誰か話せる相手を

菅野昭子

菅野昭子

テーマ:メンタルヘルス

みなさまこんばんは。
昨日の今くらいの時間でしょうか。
仕事用の携帯に電話がかかってきました。
通常だとかかってこない時間でしたが、今日の講座に関しての緊急の連絡かもしれないと思い電話に出ました。
すると、出た瞬間
「優しそうな人で良かった。」
と男性の声。

訊くと、ランダムに数字を押して、電話をかけつづていたんだそうです。
ものすごい確率で私とその人は、こんな深夜に会話をするに至ったわけです。

彼は地方都市に住んでいて、その近くに住んでいませんかと聞いてきます。
近くではありませんでした。

近くの人を探して、適当に数字を入れて電話を掛ける。
気の遠い作業ですね。というか見つからない可能性も高い。
この時間の使い方。私にはできないことです。

カウンセリングマインドを持つ私は、話を伺いたい気もしました。
が、あいにく私はその電話にお付き合いする時間がなかったので、そのまま伝えると
ガチャンと電話を切られました。時間にして3分を切るくらい。

別に彼をせめるつもりはありません。
ただ、さみしかったんだと思います。
あてずっぽうに数字を押して電話を掛ける。この手法は彼ならではかもしれませんが
とにかく誰かと話したいと思う日があった方は多いのではないでしょうか。

昨年12月に施工されたストレスチェック制度ですが、その調査領域に「周囲のサポート」があります。
上司、同僚、家族友人からのサポートはストレスマネジメントに必要ととらえられています。
私も周りのサポートは必要だと思います。人は一人では生きられるものではありません。
作ろうと思ってできるわけではないかもしれませんが、いつでも話せる相手を持っていてほしいのです。

彼は名を名乗らず、非通知設定で電話をかけてきました。そのような付き合い方では関係は発展しません。

3分余り、お話をしたのも何かの縁ですから、エールを送りたいと思います。
彼が本名を名乗り、少しくらい夜中でも話を聴いてもらえる人ができますように。
そしてとにかく電話をかけ続けた夜があったこと、笑い話にしてほしいです。

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菅野昭子
専門家

菅野昭子(研修講師)

AngeGardien(アンジェガーディエン)

企業研修を企画する会社に勤務経験があり、アンガーマネジメントをベースに、ペップトークといったコミュニケーションスキルなどを取り入れた発展型の研修を企画提案。企画担当者さまと一緒に考え作り上げていきます

菅野昭子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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