「孤独死が起きてからでは遅い」札幌の10世帯アパート、大家さんが選んだ事前の備え

「一人暮らしの親が心配なので、見守りサービスを利用したい。でも、どれを選べばよいのか分からない」
このように悩むご家族は少なくありません。
見守りサービスには、電話、定期訪問、人感センサー、緊急ボタン、電気や水道の使用状況を確認するものなど、さまざまな種類があります。
大切なのは、値段や機能の多さだけで選ばないことです。
本人の生活や性格に合わなければ、使われなくなる可能性があるからです。
見守り方法は、大きく2つに分けられます。
1つ目は、機械による見守りです。
人感センサーや家電の使用状況などから、生活の変化を確認します。本人が毎日操作しなくても利用できるものが多く、離れて暮らす家族の安心につながります。
ただし、機械が異変を知らせても、その後に誰が本人へ連絡し、誰が現地へ確認に行くのかを決めておく必要があります。
2つ目は、人による見守りです。
家族からの電話、近隣住民の声かけ、配食時の確認、専門スタッフの定期訪問などがあります。
顔を見て会話できるため、体調や生活の変化に気づきやすい反面、訪問回数が少なければ、異変の発見が遅れることもあります。
見守りサービスを選ぶ際は、次の5点を確認してください。
1.本人が無理なく続けられるか
2.異変を誰に知らせるのか
3.連絡が取れない場合に誰が訪問するのか
4.夜間や休日も対応できるのか
5.緊急連絡先の変更を定期的に確認するか
おすすめは、機械と人を組み合わせる方法です。
例えば、
・毎日、人感センサーで生活を確認する
・週に一度、家族が電話する
・月に一度、支援者が訪問する
・反応がない場合の連絡順序を決める
という仕組みです。
ただし、どのような見守りサービスでも、孤独死を完全に防げるわけではありません。
だからこそ、万が一の後に誰が手続きを行うのかまで決めておくことが大切です。
全花連安心サービスでは、死後事務委任契約を事前に整え、事故発生時には全花連が窓口となります。
残置物撤去、特殊清掃、特許技術「花輪式完全消臭」、賃貸借契約の終了、鍵の返却まで一貫して対応します。
見守りは「発見を早める備え」、死後事務委任契約は「発見後の停滞を防ぐ備え」です。
この2つを組み合わせることで、本人、ご家族、大家さんの不安を減らすことができます。
次回は、「見守りサービスを嫌がる親へ、どう話せばよいのか?」をテーマに、親子関係を悪くしない伝え方を解説します。


