合成皮革・合皮（ごうひ）の靴のお手入れ

すべての製品に共通して言えることですが、製品の性能を十分に発揮させ長く維持するためには、正しい手入れと保管、使用方法が大事になります。塩ビレザー、合成皮革、人工皮革は、いずれも高分子化合物（樹脂）は、手入れ・保管・使用する必要がある。

1）手入れと使用上の注意点
手入れと使用する上での基本は、汚れた場合、できるだけ早く適切な処理をすることが必要です。

溶剤類の中には樹脂を溶解するものが多いです。これらの溶剤と接触すると、見た目の変化、変形、損傷など受ける事があります。



また、酸、アルカリの強い薬品、ストーブなどの高温になるもの、整髪剤や化粧品の付着も要注意です。付着した場合は、すぐに水で拭き取り、陰干しでよく乾燥させる。

汚れ落としは、汚れの度合いにより、次の方法で行うと良いです。
軽度　乾拭き
中度　水拭き→乾拭き
重度　薄めた中性洗剤で拭く→水拭き→乾拭き
水濡れした場合　陰干しでしっかり乾燥させる

2）保管の注意
保管中も劣化の進行があるので、少なくするように下記の配慮が必要です。

1、カビの発生防止と樹脂の劣化防止のため、高温・多湿なところでの保管は避ける。また、長期保管の場合は、ときどき風通しの良いところで陰干しをする。
2、樹脂の劣化防止のため、直接日光の当たるところでの乾燥および保管は避ける。
3、染料を使用している革、布や新聞紙などを接触させておくと色移りを受けることがあり、色移りしやすい素材との接触を避ける。

衣替えの季節、靴にカビが生えないようにする保管法
http://mbp-japan.com/kanagawa/ueno/column/3341/

靴にカビが生えたら（カビ編）
http://mbp-japan.com/kanagawa/ueno/column/3340/

靴が濡れてしまったら？いますぐやろう簡単なお手入れ方法（除湿編）
http://mbp-japan.com/kanagawa/ueno/column/3337/