【こころの耳】15分でわかる はじめての交流分析!
★厚生労働省より
令和元年版の「過労死等防止対策白書」が
発表されました。
◉令和元年版:平成30年度
過労死等防止対策白書(全文)はこちら
◇「白書の分割版」のページにて、ぜひ
ご関心のございます項目の実情を
確認されてみてはいかがでしょうか?
◇なお、参考といたしまして、
精神障害に係る労災保険の請求・認定
について記載されている部分の一部を、
後段に抜粋して掲載させていただきました。
<過労死等防止対策白書>(分割版一部抜粋)
目次 [385KB]
第1章 労働時間やメンタルヘルス対策等の状況
1 労働時間等の状況 [1,212KB]
2 職場におけるメンタルヘルス対策の状況 [708KB]
3 就業者の脳血管疾患、心疾患等の発生状況 [745KB]
4 自殺の状況 [820KB]
第2章 過労死等の現状
1 過労死等に係る労災補償の状況 [1,192KB]
2 国家公務員の公務災害の補償状況 [983KB]
3 地方公務員の公務災害の補償状況 [978KB]
第3章 過労死等をめぐる調査・分析結果
1 過労死等の防止のための対策に関する大綱の変更 [5,665KB]
2 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 [1,635KB]
第4章 過労死等をめぐる調査・分析結果
1 重点業種・職種の調査・分析結果 [1,888KB]
2 公務災害として認定されなかった事案の分析結果 [894KB]
第5章 過労死等をめぐる調査・分析結果
第1節 労働行政機関等における対策 [1,470KB]
第2節 調査研究等 [2,132KB]
第3節 啓発 [7,000KB]
第4節 相談体制の整備等 [1,014KB]
第5節 民間団体の活動に対する支援 [19,049KB]
【参考:精神障害に係る労災補償の
請求・認定状況(一部抜粋)】
(2)精神障害の労災補償状況
■業務における強い心理的負荷による
精神障害を発病したとする
労災請求件数は増加傾向にあり、
平成29(2017)年度は1,732件で、
前年度比146件の増加、
労災支給決定(認定) 件数は、
平成24(2012)年度以降は400件台で
推移していたが、
平成29年度は506件(うち未遂を含む
自殺98件)で、前年度比8件の増加と
なっている
(第1-12図、第1-13図)。
■業種別(大分類)でみると、
労災請求件数は
「医療,福祉」313件(18.1%)、
「製造業」 308件(17.8%)、
「卸売業,小売業」232件(13.4%)
の順で多く、
労災支給決定(認定) 件数は、
「製造業」87件(17.2%)、
「医療,福祉」82件(16.2%)、
「卸売業,小売業」65 件(12.8%)
の順に多くなっている(第1-14表) 。
■労災保険の出来事別支給決定・認定件数
■平成24年度以降に認定基準に基づき
労災支給決定(認定)された
精神障害事案につ いて
具体的出来事別の事案数をみると、
男女総数で
「仕事内容・仕事量の(大きな)変 化を
生じさせる出来事があった」
に該当した事案が497件(20.9%)
と最も多く、
次いで「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、
又は暴行を受けた」が383件(16.1%)、
「上司と のトラブルがあった」が
361件(15.2%)であった。
ぜひこの機会に、
働く現場の実情をご確認されてみては
いかがでしょうか?
社会保険労務士事務所スローダウン
特定社会保険労務士・産業カウンセラー
カスタマー・ハラスメント対策コンサルタント
室岡 宏(むろおか ひろし)