「受け身」 / 相田みつを さん(紹介)
☆よく一般的に
「ピンチ・苦難はチャンス!」
だと言われます。
◇苦難を乗り越えた方がみなさん
異口同音に言われるため、
間違いないと言えます。
◇でもピンチ・苦難の真っただ中に
いるその時に、
誰かに言われたからと言って、
簡単に「ピンチはチャンスだ!」と
思い込めるでしょうか?
◇もちろん素直にそう思える方は、
ピンチをチャンスに変えて
どんどん成長していかれることでしょう。
◇でもほとんどの方は・・・
苦難の真っただ中にいるたいていの方は、
「ピンチはチャンス。これが真理だ!」
と誰かにどや顔で言われたとしても、
「なるほど。そうですよね!」
と素直に思うことはできないのでは
ないでしょうか?
◇たとえ頭で一生懸命そう考えようとしても、
実際のところは、
「感情」で受け入れられないというのが
ほとんどの方の実情ではないでしょうか?
◇感じ方、捉え方は人それぞれですので、
すべての方にとって「これが正解」
「こうやればすべてハッピー」という
対処方法・考え方はないと思いますが、
だから自分の力だけで何とかしよう」
とするだけでは、
八方ふさがりになってしまうのでは
ないでしょうか?
☆ではどうすれば良いのでしょうか?
◆苦難に遭遇したときに助けとなるのは、
「選択肢があること」だと
考えております。
◆選択肢があれば、
「じゃあ、今回はこれをやってみよう」
と行動に移せると思いますが、
もしまったく選択肢がなければ、
追い込まれてしまうと思います。
◆そこでピンチ・苦難に遭遇した際の
考えられる選択肢を挙げてみることに
いたします。
◆ただし、その人により、
その時の環境により
苦難の内容・程度により、
当然良い方法は異なるため、
絶対的な正解はないということだけは
断言できます。
その点はご了承ください。
【ピンチ・苦難に遭遇した時の選択肢(例)】
<対応方法の選択肢>
①ギブアップして、運を天に任せる。
②ピンチを忘れるために、楽しいこと、
好きなことに没頭する。
・状況が好転するのを待つ。
・そして、何か思いつくのを待つ。
・またはピンチに対する自分の捉え方が
変わるのを期待する。
③身近な人や専門家など、誰かに相談する。
④同じようなピンチを経験している人の
体験談・経験談を聞く。
(上から目線や自慢話でないもの)
⑤同じではないものの、
今の自分を超えるようなピンチを経験し
乗り越えた人の体験談・経験談を聞く。
(上から目線や自慢話でないもの)
⑥ピンチ・苦難を紙に書く!
(筆記表現法)
⑦そしてさらに、それを声に出して読む!
(声出し確認法)
そうすると、苦難を客観的に
自分で「認める」ことになります。
(有効な方法の一つであり、
積極的にご提案しております。)
<苦難の捉え方の選択肢>
①自分にピンチ・苦難が訪れた
「意味」や「理由」を考える。
・このできごとの良い点があるとしたら
どんな点だろうか?
・このできごとにはどんな意味が
あるのだろうか?
・このできごとを通して何に気づくことが
できるだろうか?
・このできごとに感謝できる点は
何だろうか? など
②ピンチ・苦難の状況を客観的に
捉える(認める)超簡単な方法を
紹介させていただきます。
・苦難の末尾に
「~のだな!」をつけるだけです。
たったそれだけです。
・具体的には、例えば、
「今、逃げ道のない苦難に陥っている」場合、
⇩
「今、逃げ道のない苦難に陥っている」のだな!
と捉えるだけです。
さらに口に出して言います。
たったこれだけで、ピンチ・苦難の状況を、
自分の外側にあるカメラで、簡単に、
かつ「客観的に」捉えることが
できてしまいます。 びっくりです!
苦難の場合だけでなく、
不安やイライラに対しても、
非常におススメの方法です。
ぜひお試しください。
(こころが「ほっ」とする ほとけさまの50の話
岡本一志さん著より)
③きちんと、客観的に、
自分で苦難を認めたその後で、
「じゃあどうするか?」を考える
クセをつけるようにします。
このステップがクセになれば。
苦難を外側から見ることができます。
④苦難を乗り越えた後の自分の
「幸せな状態」や「ありたい姿」を
想像するようにする。
☆他にも選択肢として考えられる方法は
様々にあると思いますが、
自分に合うもの、
その時の感情に合うもの、
その苦難に合うものを、
状況にあわせて選んだり、
組み合わせたりすることができれば、
八方ふさがりの気持ちを
少しでも軽減できるのではないか、
と考えております。
せひいろいろとお試しいただき、
苦難にご対応ください。
☆また「苦難は幸福の門である」という
考え方もありますが、
今回は割愛させていただきます。