子育てしながらの体力＆体づくりのためのバランスボール教室を開催（1/3）

高齢出産の経験者として、産後ケアの重要性を伝えたい

　東京都国分寺市を拠点に活動する「P-WAVE」の代表、竹内恵津子さん。女性を対象に、バランスボールを用いたエクササイズ教室を開いています。

　大学卒業後はスポーツクラブに勤務。「もっと多くの人の健康づくりに関わりたい」とフリーランスに転向し、企業内フィットネスでヘルスケアトレーナーを務めてきた竹内さんが、バランスボールエクササイズと出合ったのは2007年。10年に及ぶ不妊治療を経て、37歳で第一子を出産した直後でした。

　「小学生の頃からずっとスポーツに親しんできたので、体力には自信がありました。しかし子どもを産んだ後、ホルモンバランスの変化についていけず、精神的にもつらくて『産後うつ』になってしまったんです。ある日、バランスボールエクササイズに参加したところ、何も考えずに汗を流すことができて、視界が開けた印象がありました」
　
　さっそく指導方法などについて学び、大阪で3年間教室を運営。夫の転勤のタイミングで帰京し、再スタートを切りました。
　「高齢出産の場合、体調不良が長引く方もいらっしゃるでしょう。育児は待ったなしですが、自分自身をケアすることも重要だと伝えていきたいですね」

　産後の体をメンテナンスする方法は各種ありますが、バランスボールが適している理由があるそうです。
　「それは、ひざや腰といった関節に負担をかけずにトレーニングできることです。産後はまだ骨盤が安定していませんので、いきなり激しい運動をするとケガにつながる可能性もあります。焦らずゆっくり進めていきましょう」

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【次ページ】赤ちゃんを抱っこしたまま取り組めるのがバランスボールエクササイズの強み

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