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小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(おだわらひょうじょう) / 学習塾塾長

有限会社 言問学舎

コラム

国語力、読解力は音読から

2016年9月22日 公開 / 2017年2月21日更新

テーマ:国語

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: 国語 勉強法

 かねて本コラムほかいくつかの場所で述べて来たことですが、「国語が苦手、またはきらい」という子どもが多く、また「子ども」に限らず、文章力、表現力が低下していることを、ゆゆしき問題ととらえています。「若者の国語力低下」は、90年代ぐらいからすでに顕著なことでしたが、ここ10年ぐらいで、その傾向にはますます拍車がかかっていると言えるでしょう。大きな「この国の状況」としてみれば、もちろん一朝一夕に改善できることではありません。

 しかし、「国語を教える塾」として、子どもを育てることをなりわいとしている以上、手をこまねいているわけにも行きません。たとえ限界があろうとも、自分にできることは、全力でやりとげなければ、自分自身の「生」に対しても不本意ですし、何より子どもたちのために、やらなければならないと思います。不惑の年に言問学舎を始め、知命を過ぎた今となっては、「根本から国語の力をつけられる」国語の学び方を、より広く、多くの方に伝えて行くことが急務であると考えています。

 改めて記しますが、国語力、読解力をつける第一歩は「音読」です。音読によってまずは正確に読み、そして文意を読みとり、さらに言葉そのものの持つひびき(=音韻)をとらえることで、体感的にも言葉、文章の示すところを理解できたときに、もっとも有効に「心」が動く。このように読むことができると、内容理解が深まった上に自らの思考の道すじも開かれ、すなわち能動的な「読解」ができていることになります。さらに文章を書くことで、思考を整理し、「自分」を表現できるようになって、総合的な「国語力」が養われるのです。

 言問学舎では、定期的なテスト対策や受験のための指導をしながら、総体としては前段で述べたような国語指導を、一貫して行なって来ており、中学受験学年以外の小学生の国語では、「音読と読解・表現の講座」として、これを体系化した授業を展開しています。この授業内容を、直接塾に通えない子たちにも受け取ってもらうことが、現在の課題です。これまでの試行の段階から、少し具体的な方策を取るステップに進んだことを、今日はご報告させていただきたいと思います。まだ緒についたばかりで、どれだけの道のりがあるのかもわかりませんが、できるだけ早く実現して、明確な形でご報告ができるよう、力を尽くします。

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小田原漂情
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