中1中間テスト対策国語篇『言葉の単位』について

小田原漂情

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テーマ:国語

 中学1年生にとっては(公立校の人)、2度目の定期テストですね。学校によって扱いが異なるため、今回必ず出るかどうかはわかりませんが、中学生の文法の最初の段階で、「文章・段落・文・文節・単語」からなる「言葉の単位」を勉強します。

 特にむずかしいものではありません。簡単にご説明します。

文章 小説、評論、随筆など、ある目的で書かれた文字による表現の全体のまとまりのこと。

段落 行頭を一字下げ、文章をいくつかのまとまりに区切ったものの(の一つの単位)。

文  句点「。」で終わりとなる、ひとつづきの言葉。一文。はじめから「。」まで。「。」から「。」。

文節 文を読む際、自然な発音によって区切られる最小の単位。 ※この項、広辞苑より引用

単語 それ以上区切ることのできない、言葉の最小の単位。11種類の品詞に分類される。

 このうち、少しむずかしいのは、「文節」と「単語」に分けることでしょう。それには、自立語と付属語を、きちんと理解する必要があります。付属語さえわかればあとはすべて自立語ですから、ここでは付属語について説明します。

 付属語は、品詞で言えば助動詞・助詞で、それ自体は「固有の意味」を持たず、他の言葉に添えられて文法的な意味を「付け加える」言葉のことです。例を挙げます。

 助動詞 れる、られる、たい、た、です、ます、ようだ、らしい・・・など
 助詞  が、の、に、を、は、て、ながら、ばかり・・・など

 助動詞と助詞の違いは、活用する(形が変わる)のが助動詞、活用しない(形が変わらない)のが助詞だということです。

 特に助詞の場合、1音節(1文字)のものが多いため、「ながら」などが出てくると、戸惑うことが多いようです。また、文節に分ける時、「彼はこう言っている」の「ている」の部分などが、見落としやすい部分です。これは「文節相互の関係」で言うところの「補助の関係」であり、主となる部分が「言っ(て)」であるため、見落としてしまうのだと考えられます。自立語、付属語ということを、きちんと理解しましょう(高校の古文では、より重要になります)。

 つい先ほど、近隣の中学校の生徒が、「主語・述語」が試験範囲となっている中間テストの範囲表を持って来てくれました。これについては、稿を改めたいと思います。

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小田原漂情
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小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

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