マイベストプロ東京
小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(おだわらひょうじょう) / 学習塾塾長

有限会社 言問学舎

コラム

中1中間テスト対策国語篇『主語・述語』について

2013年9月16日 公開 / 2013年9月21日更新

テーマ:国語

コラムカテゴリ:スクール・習い事

 三連休の後半は台風の通過により、各地で大きな被害があった模様です。被害にあわれた方々に心よりお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈り致します。

 私ども言問学舎近辺では、幸い今日の午後は雨、風ともさほどのことはなく、予定していた中1、中2の中間テスト対策授業を、1時間繰り下げの午後2時スタートで、無事に実施することができました。

 その中で、文京六中の1年生では、今回の範囲に「主語・述語」が入っています。教科書では「文の組み立て」となっている単元の、最初の部分です(光村図書版『国語』1年)。主語・述語そのものについては、小学校3年、4年あたりから習い始めているものですが、かんたんにおさらいをしておきましょう。

 犬が吠える。  

「犬が」が主語、「吠える」が述語で、これだけなら、小学生でもまず間違うことなく、すっと理解できるものです。ところが実際には、

 私は笑いながらさっきは何故逃げたんですと聞けるような捌(さば)けた男ではありません。
                                (夏目漱石『こころ』)

というように書かれるのが日本語ですから、主語・述語の判別も、むずかしくなります。もちろん文法のテキストであれば、同じ文を次のように区分けするのでしょう。

 私は、笑いながらさっきは何故逃げたんですと聞けるような、捌けた男ではありません。

 こうなっていれば、「私は」が主語、「(捌けた男では)ありません」が述語であるということが、ある程度わかりやすくなるとは思います。ただ、それでも迷う子は迷います。

 中学1年段階の「主語・述語」としては、おおむね次のような部分で間違えたり、つまずいたりする生徒が多いようです。

・文自体が長い。
・修飾語が多い。
・文が倒置となっている。
・主語を示している助詞が、ストレートな格助詞(「が」「の」など)でなく、副助詞(「も」「こそ」「さえ」)である。

 こうした状態に対して、述語は比較的間違いにくいので、まず述語から見つけ、その述語の動作をしているのはだれか、その述語が様子を説明しているのは何か、などの指導をするのが一般的です。また、ある程度の訓練も必要ですが、より重要なのは、テスト範囲になっている時だけでなく、時々で良いので反復、復習の機会を持つことです。

 同じ範囲が予定されているみなさん、ぜひ頑張って下さい。

中1中間テスト対策国語篇『言葉の単位』について

◇電話番号は以下の通りです。 
 03‐5805‐7817 「マイベストプロを見た」とお伝え下さい。 
 メールは「メールで問い合わせる」
    「フォームから問い合わせる」よりお願いします。

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP
[[言問学舎の生のすがたは、こちらの動画からもご覧いただけます!
http://www.youtube.com/watch?v=9d_nMZpDjbY&feature=youtu.be]]
[[国語の勉強をお手伝いする国語専門サイト・国語力.com
http://www.kokugoryoku.com]]


この記事を書いたプロ

小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(有限会社 言問学舎)

Share

関連するコラム

小田原漂情プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
03-5805-7817

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

小田原漂情

有限会社 言問学舎

担当小田原漂情(おだわらひょうじょう)

地図・アクセス

小田原漂情のソーシャルメディア

rss
ブログ
2024-04-10
youtube
YouTube
2011-06-23
youtube
YouTube
2022-06-11
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ東京
  3. 東京のスクール・習い事
  4. 東京の学習塾・進学塾
  5. 小田原漂情
  6. コラム一覧
  7. 中1中間テスト対策国語篇『主語・述語』について

© My Best Pro