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鈴木寛彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

胃腸が元気になった結果、体調もととのい、自然に妊娠

鈴木寛彦

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テーマ:妊活と不妊症(薬局の現場から)




今回ご紹介するのは、結婚して2年になる30才の女性。これまで人工授精3回、体外受精1回の経験あり。基礎体温は問題なし、体格は普通、かなりの冷え性で手足はいつも冷たくて生理痛もひどく、下痢しやすいそう。そこでまず、自家製無農薬当帰と芍薬を使った漢方煎じ薬を飲んでいただきました。3カ月で生理痛が楽になり、下痢も解消。かなり調子はよくなりましたが、長年の頭痛がまだあるとのこと。このかたは甘いものやアイスクリーム好き。そうした食べ物が胃を冷やしている可能性がありました。実際、お話を伺うと胃もたれや胃痛があり、頭痛は吐くほどひどく、週の半分以上は頭痛薬を飲んでいるそう。そこで胃をあたため、胃の中の悪い水分を除く漢方薬を処方。すると頭痛も楽になり、1カ月後に自然妊娠されました。このかたのように胃がよくなった結果、体調も改善し、妊娠するというケースは多いものです。漢方の考え方に「エネルギーも血液も水もめぐっていなくてはならない、滞ってはいけない」というのがあります。今回の例は胃が冷えて働きが悪くなった結果、胃に水毒がたまり、頭痛がしたのでしょう。

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鈴木寛彦
専門家

鈴木寛彦(薬剤師)

不妊専門 むつみ薬局

不妊相談に特化。個人個人の体質や体の状態に合わせて、ベストな漢方薬を処方する。卵管閉塞や多嚢胞性卵巣症候群と診断された人が妊娠した例もある。半年から1年で妊娠する人も多い。

鈴木寛彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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