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鈴木寛彦

不妊で悩む女性の思いに応える漢方薬の薬剤師

鈴木寛彦(すずきひろひこ) / 薬剤師

不妊専門 むつみ薬局

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コラム

あたためる処方と甘いものを断ちプラス運動で、無事出産

2020年10月23日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:妊活と不妊症(薬局の現場から)

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 再婚 婚活漢方薬 妊活不妊鍼灸



今回ご紹介するのは30才、身長160㎝、
体重や営のスラリとした女性です。妊娠しやすいタイプではあるのですが、残念ながら過去に4回もの流産を経験なさっています。そのうちの1回は妊娠5カ月目に入ってからの死産という悲しい結果でした。体格は、パッと見た感じではそんなにやせている印象はありません。が、顔色は青白く、目の下にはっきりとくまが出ていてとても疲れているように見えます。体質は冷え性で腰やおなかのあたりがいつも冷たい感じ。冬は電気毛布を使用することもあるそうです。また、甘いものが大好きでクッキーやケーキを食べない日はないとか。
このかたの場合、妊娠しても出産まで妊娠状態を維持するだけの体力がなく、また冷えも強いので、本来あたたかく赤ちゃんにとって居心地のいいはずの子宮環境がととのっていないのではないかと考えました。

そこでまず下腹部をあたため、下半身の出血を改善するヨモギや当帰の入った漢方薬を
妊娠前から服用していただきました。同時に冷えの原因にもなる甘いものをいっさい控える、毎日適度な運動をする、腹巻をする、を実行していただき、4カ月後に妊娠。出産まで同じ処方を継続していただき、無事に3000gの女の子を出産されました。

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