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鈴木寛彦

不妊で悩む女性の思いに応える漢方薬の薬剤師

鈴木寛彦(すずきひろひこ) / 薬剤師

不妊専門 むつみ薬局

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コラム

不妊症歴4年・・・ 27歳女性

2020年2月3日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:妊活と不妊症(薬局の現場から)

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 不妊鍼灸漢方薬 妊活



付随症状: 生理不順 多囊胞性卵巣 無排卵 
体質: 痩型、神経質、不安感、思い悩む、顔色は色白、寒がり、手足のひどい冷え、のぼせ、疲れやすい、風邪をひきやすい、食後眠い、精力減退、低血圧(90 mm/Hg、50 mm/Hg)大便1日1回で下利便秘交互、小便1日3回、頭痛、立ちくらみ、口唇乾燥、背中の冷え動悸、吐き気、膨満感、心下痞硬、胸焼け、食欲不振、腹痛、腹満、腹中雷鳴、腸がもくもく動き、ガスが良く出る、生理不順、嗜好品はチョコレート、菓子パン、ケーキ、食は細い、運動は特になし、クリニックで十全大補湯を服用中
舌診:湿潤無苔、舌深静脈やや怒張
経過
当帰建中湯30日服用で便がゆるく体調すぐれない。頭痛が週2回あり、胃の違和感が取れないことから、呉茱萸湯を時々兼用。頭痛は改善したが、めまいがひどく真武湯に変更30日後の春、冷えが増し当帰四逆加呉茱萸生姜湯に変更。60日後に少量の出血が始まる。縄跳びも少しずつ増やしていただく。その60日後5日間の生理がきてた。その後4ヶ月毎月生理が来るようになり、その後お腹の張りと腹痛、食欲不振が始まり、再び当帰建中湯に変更。時に呉茱萸湯、苓姜朮甘湯を兼用して12ヶ月後に自然妊娠。妊娠中は比較的安定していたが、35週で破水無事第1子誕生。
その後も体調不良があり、当帰建中湯、人参湯、真武湯を中心に1年6ヶ月服用。断乳し始めたころ体重は36Kgまで落ち、胃痛腹痛がひどい。帯下が始まる。大建中湯、帰耆建中湯を中心に6ヶ月服用。胃腸は変わらずであったが、カンジダが始まり温経湯に変更50日目に自然妊娠、無事ご出産。

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