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鈴木寛彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

正しい姿勢と妊娠との関係

鈴木寛彦

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テーマ:妊活コラム




背中が丸まった姿勢は体の中を酸性にして、場合によっては赤ちゃんを遠ざけてしまうことも!正しいしせいいを覚えれば、立ち姿はもちろん、歩く姿勢も美しく、体の中から健康的になれます。

体が酸性に傾いていると赤ちゃんができにくい
「早く、赤ちゃんを授かりたい」とご相談にくる人の多くが、ねこ背ぎみ。仕事で長時間パソコンに向かったり、プライベートタイムもソファや床に座ってテレビを見たり、ゲームをしたり。考えてみると、ふだんの生活の中で前かがみになる、背中を丸めることが多いので、現代人の姿勢が悪くなるのも無理のないことなのかもしれません。
しかし、「姿勢が悪い」ことは、単純に「見た目がよくない」というだけにとどまりません。体内を酸性にし、赤ちゃんができにくい体質をつくる原因にもなるのです。私たちの体は、生命活動のエネルギーを食べ物(食事)と空気(呼吸)からとっています。その割合を見てみると、食べ物からはわずか15%。残りの85%のエネルギーは呼吸をすることで、空気からとっています。
前かがみの姿勢になると、肺が狭まります。すると酸素と炭酸ガスの交換がスムーズにできなくなり、血液中に炭酸ガスがふえ、血液が酸性に傾きます。受精卵は、子宮内が弱アルカリ性のときに育つもの。体が酸性に傾けば、せっかく受精しても、その卵は育ちにくいといえるでしょう。

慣れれば、らくに自然に正しい姿勢が維持できる
体内を酸性に傾けないため、正しい姿勢のつくり方を覚えてください。まずはあごを引き、肩の力を抜いて、胸を張ります。次におへそを少し前に突き出すようにして、お尻はキュッと締めます。頭のてっぺんからお尻先まで、一本の太い柱が入っているようにイメージするとよいでしょう。呼吸はゆっくりと深く鼻から吸って、おへその下あたりにため、それからゆっくりと吐きましょう。
正しい姿勢に慣れるまで、はじめはつらく感じるかもしれません。でも、ふだんから姿勢をよくするよう心がければ、腹筋や背筋も鍛えられ、自然によい姿勢をキープできるようになります。
姿勢をよくするために、なわ跳びをするのもよいでしょう(姿勢が悪いと500回、1000回というような回数は跳べません。)。食事では精製食品(白米、白麦、白砂糖など)。肉、魚介、油脂類の食べすぎに注意。玄米、玄麦、豆類、野菜、海藻、などを積極的にとることをおすすめします。

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鈴木寛彦
専門家

鈴木寛彦(薬剤師)

不妊専門 むつみ薬局

不妊相談に特化。個人個人の体質や体の状態に合わせて、ベストな漢方薬を処方する。卵管閉塞や多嚢胞性卵巣症候群と診断された人が妊娠した例もある。半年から1年で妊娠する人も多い。

鈴木寛彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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