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鈴木寛彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

子宮内膜を厚くする

鈴木寛彦

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テーマ:妊活コラム



 受精卵をやさしく受け止め、しっかりと育てるためには、充分な“厚さ”と“うるおい”のある子宮内膜が必要。食生活に気をつけて、子宮内膜をよい状態にととのえ、妊娠力アップをめざしましょう。

“ふかふかのベッド”のような子宮内膜が理想
 体外受精や顕微授精を繰り返し行っているのに、なかなかよい結果につながらないというかたがたの中には、“卵子の質にはまったく問題なく、きちんと受精している。でも、受精卵を子宮に移植すると着床できない”“着床しても、その後卵が育たない”というケースがあります。これらの原因の一つに、子宮内膜が薄いという問題があると思います。
 一般的に、子宮内膜の厚さが10mm以上あると、内膜が6~7mmぐらいしかない場合よりも、体外受精の成功率が約3倍高いといわれています。受精卵が着床し、しっかり育っていくためには、やわらかくてあたたかい、ふかふかしたベッドのような、厚みのある子宮内内膜が必要なのでしょう。
 
甘いものを控え、緑黄色野菜を食べて
 では実際に子宮内膜をやわらかく、ふかふかにするためには、どうすればよいのでしょうか。
 東洋医学的には“子宮の血の流れをよくし、子宮をあたため、たまっている汚れた古い血(瘀血)をとり除くこと”を考えます。そして受精卵がうまく着床し、育つためには、植物を根付かせ育てる大地のように“子宮がみずみずしくうるおっている”こともたいせつです。
 たとえば、チョコレートなどの甘いものには、子宮内に瘀血として滞り、さらに子宮からうるおいを奪う心配があります。子宮に古い血をためず、いつもみずみずしくうるおった状態にするためには、甘いものを控え、トマトやピーマンなどの緑黄色野菜を食べるとよいでしょう。
「乾いた子宮にうるおいを与えるなら、水分をとればいいのでは?」と考えるかもしれませんが、それはNG。水やお茶などの水分をとりすぎると、体内い余分な水がたまって(=毒素)、体が冷えてしまいます。
その点、緑黄色野菜には利尿作用のあるカリウムが含まれているので、体内に水分がたまりすぎる心配はありません。適度な運動をして、血液の循環をよくすることも大事です。

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鈴木寛彦
専門家

鈴木寛彦(薬剤師)

不妊専門 むつみ薬局

不妊相談に特化。個人個人の体質や体の状態に合わせて、ベストな漢方薬を処方する。卵管閉塞や多嚢胞性卵巣症候群と診断された人が妊娠した例もある。半年から1年で妊娠する人も多い。

鈴木寛彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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